今読んでいる本に、たまたま、アルコール依存症の遺伝について書かれていた。
『子供の死を祈る親たち(押川剛著/新潮文庫)』
かなり過激なタイトルなこの本には、引きこもりの人を、福祉や治療へとつなぐ役割を仕事にされている著者が、これまでに対処した様々な事例が書かれている。
強迫性障害や、うつ病などの他に、アルコール依存症で引きこもっているケースもあり、その実態は、かなり深刻である。
アル中の遺伝については、厚生労働省e-ヘルスネットの「アルコール依存症と遺伝」の頁に詳しいことが書かれているので、興味ある方はどうぞ。
この頁には、はっきりと、「アルコール依存症の原因に遺伝が関係することは確かである」と書かれている。
ただ、遺伝子だけでなく、これに環境因子も相互作用すると書かれている。親が酒を異常に飲む、友人が酒を大量に飲む、などの要因も、アルコール依存症へのトリガーのひとつであると。
遺伝で言えば、私の酒の飲み方、酔い方は、母方の祖父、そして、母にそっくりである。そんなに強くないのに、飲めば飲むほど飲んでしまい、いつの間にか寝ている。翌日は酷い二日酔いに苦しむ。
母から、祖父の酒の飲み方、酔い方について昔聞いた記憶があって、自分の飲み方、酔い方が祖父にそっくりなことは分かっていた。私を育ててくれた母も、同じような飲み方、酔い方だった。
父方の祖父は、私が生まれる遥か前に亡くなっているが、伝え聞くところによると、酒は飲まなかったようだ。父も、酒は飲まない。乾杯くらいはするが、好きではないようだ。飲めない体質なのかもしれない。
環境因子で考えると、私の子供時代、夕食時に酒を飲んでいたのは、父ではなく母であった。が、外で飲んで来る時はかなり酔っぱらっていたが、家では晩酌程度であった。
私が大酒を飲むようになったのは、遺伝的なものと、環境因子的なものとを合わせても、それらが原因とは思えないが・・・
話を戻すと、人生の最初から酒を飲まないほうが良い人、それは、体質的に飲めない人の他に、遺伝的にアルコール依存症になりやすい人である。遺伝的にとは、環境因子も含めて簡単に表現すると、親が酒浸りだった人と言うことになるのかもしれない。
さて、ここで話は全く変わる。
金曜日20時からのskypeミーテイングは、本日第2回目を迎えた。最後のほうで参加された方も含め、前回よりも多い7人の方でskypeミーティングを行った。女性も3人参加して下さった。今回は、決められたテーマを、それぞれの方が話して、質疑応答ありでやってみた。
前半、私は、普段疑問に思っていたことを質問し、AAのことをマッキーさんから、断酒会のことを松下さんから、とても詳しく聞くことが出来た。こんな風に、AAと断酒会と、それぞれ通ってらっしゃる方と同時にミーティング出来るなんて、こんな機会はそうそうは無いだろう。
それと、今回の参加者は、おおまかに北海道、関東、関西地域から集まった。物理的に何百キロも離れた距離を全く気にすることなく、丸で隣にいるかのような声が聞こえて来た。
最後の15分くらいは、集まった方で色んな話をして盛り上がった。来週も、マッキーさんと共に考え、工夫を凝らして、楽しくて為になるミーティングにしたいと思っている。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)