昨日の、近所の川での光景と、私の感想。
昨日、近所の河原で多くのグループがバーベキューをしていた。大量のアルコール飲料が冷やされ、飲まれていた。若者のグループが酔っぱらって川の中に入って大騒ぎしていた。アルコールは楽しさを演出するけれど、同じ液体が突然牙を剥くときがある。だが、大多数の人は、そんなことを意識していない。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2017年6月4日
たまたま自転車で通りかかったその河原は、夏の休日ともなれば、朝から場所取り合戦が繰り広げられるほどの人気の場所だ。
真夏日のように太陽が照り付けた昨日は、河原のスペースが端から端まで、バーベキューをするグループで埋まっていた。あるグループは、川に大きな網を入れて、その中で、他のグループは、大きな水槽のような容器に氷をじゃんじゃん入れて、缶のアルコール飲料を大量に冷やしていた。
アルコールが回って既に出来上がっている若者たちは、川に入って騒いでいた。
家族連れ、職場のグループ、学校の仲間、等、色んなグループがそれぞれ楽しいひと時を過ごしていた。
アルコールは飲めば陽気になり、愉快になる。ただでさえ開放的な野外のバーベキューが、更に盛り上がる。アルコールは楽しさを演出する一方で、時には飲んだ人に牙を剥く、諸刃の剣である。
アルコールは薬物であるから、使い方を間違えると、とんでもないことになるのだ。酒の本質は、気軽な飲み物ではなく、処方箋の必要な薬物なのである。このことを分かっている人は、恐らく、酒を当たり前に飲んでいる人の中には一人もいない。
さっきまで笑い声が聞こえていたのに、姿が見えず、探したら水底に沈んでいたと言うような、日常から非日常へとあっという間に切り替わる事象が、これからの季節必ず起こる。その原因の多くは、水辺で飲む酒である。
突然、アルコールが牙を剥き、人間に襲い掛かるわけだが、それがいつかは分からない。楽しい状態から、命に関わる状態へといつ遷移するのか、それは分からない。気付いたら、取り返しの付かない状態になっている場合が多い。
このアルコールが牙を剥く様子を動物に例えるならば、丸で、すやすや寝ていた子猫が、突然に猛虎となって襲い掛かって来るイメージだ。
このような危険性を含有する飲み物だとは、商品としての酒にはどこにも書かれていない。大人になるまでの教育の中で、誰も教えてくれない。それどころか、寧ろ、酒は大人になったら、付き合いで当たり前に飲むべきもののような位置づけである。酒の一面のみ強調されたテレビのCMなど見たら、酒とはなんとオシャレな飲み物なのだろうと、思うのも仕方ないことだ。
だが、アルコールは、その薬効で、飲んだ人を急変させる。アルコールの恐ろしさを味わうには、己の命を懸けなければならない。
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