毎週金曜日のskypeミーティングは、ブログを書く上でも役立っている。
因みに、今晩(2017/6/23)のミーティングは、参加者8名だった。今までで一番多かったかな。とても有意義だった。
参加者の方から何気なく出る言葉を私はメモしている。今日のお題は、前回のskypeミーティングで松下さんから出た話だ。今晩のミーティングでも、ブログに書きたい話がいくつか出たので、追々記事にして、皆さんと共有したい。
多くの人の命を奪う癌は、手術で切除しても、抗がん剤や放射線で叩いても、再発の確率が高い。しかも、それを自分で防ぐことはほぼ不可能である。
ところが、同じ病の範疇でも、アルコール依存症は、病そのものは一生治らぬが、断酒によって回復する。酒さえ飲まねば、健常者と全く変わらぬ生活を送ることが出来る。この病特有の症状の再発は、自分で防ぐことが出来るのだ。
数えたら何万種類の病気があるのか知らぬが、再発を自分で阻止出来る病気は数えるほどしかないだろう。薬物依存は、その最もたるものだ。
自分をアル中(アルコール依存症)だと素直に認めれば、それからの回復と、それの再発の阻止を、自分の力で、自分の意志で出来るのだ。一病息災と言うけれど、逆に考えれば、アル中ほど良い病は無いと言える。
何故ならば、酒を飲みさえしなければ、全くの健常者だからである。
アル中以外の病気なら、己の病を認めるのに、アル中を認めないのは、その認めないことそのものが、アル中の病の典型的な症状であるからだ。
歯が痛ければ虫歯を、急に発熱したら風邪かインフルエンザを、右の下腹が急に痛めば虫垂炎を、老人で目が霞んで来たら白内障を・・・それぞれの症状に応じた病名を疑うのが当たり前だが、アル中(アルコール依存症)の場合、疑わないし言われても認めようとしない。
アル中は実に厄介な病気である。周囲の人間は、アル中(アルコール依存症)だと断定しているのに、アル中本人は、認めない。
だが、もし本人が認めれば、事態は好転する。アル中は、本人次第で劇的に改善する。
過去の記事を検索したら、アル中(アルコール依存症)が一病息災の一病であることの意味を断酒初年度、2年目、3年目、4年目と、綴っていた。初年度から私はこのことを意識していたのだ。
ある意味、御しやすい病のアルコール依存症。もしあなたが、この病以外の病を持たず、アルコール依存症のみが、一病息災の一病であるならば、ラッキーである。何故ならば、自分で再発を阻止出来る病だからである。
(治らない病であるアルコール依存症は、常に発病中なわけであるから、厳密な言い方をするならば、病状の再発を阻止出来る、である。)
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