今月(2017/7)4日未明に宮城県で起きた事件は、世間を震撼させた。
酔っ払った夫が、妻子の眠る家に放火した。妻と子二人が亡くなった。
報道によれば、妻は2015年8月に、1年くらい前から、深酒をした夫に平手で顔を叩かれると、警察に相談したことがあったそうだ。この夫、近所の人には子煩悩な表面を見せ、裏では深酒をしては家族に暴力を振るっていたようだ。
そして今回の事件でも、夫は酔っていた。
酒の恐ろしさは、自分が自分でなくなること。理性を司る大脳が麻痺してしまい、自分をコントロールしているのが、自分ではなく、アルコールになっていること。
酒は人を殺す。飲んだ人を殺し、飲んでない人を殺す。
酒をやめようか迷っている人、酒を断ったはいいが未練たっぷりの人、酒の殺人的な要素に目を向けてみよう。飲んで気持ち良くなるだけではないのだ。酔いによって人格が変わる人もいる。
酔いを、自分だけの世界に閉じ込めておけるならまだしも、アルコールに毒された頭脳が、周囲の人にどんな悪影響を及ぼすか分からない。相手が深く傷つく言葉の矢が口から放たれているかもしれない。殴ったり蹴ったり、相手が怪我をするような暴力を振るっているかもしれない。
性質の悪いことに、飲んだくれは、酔いから醒めたとき、自分のしでかしたことなど覚えていやしないのだ。周りから、あなたはこんなことをした、あんなことを言ったと詰られても、自分の記憶が無いのだから、始末に負えない。
あなたは、昨夜、泥酔状態で殺人を犯した、と言われても、全く記憶にないから、否定するかもしれない。設置されたカメラに映り、目撃者がいても、自分はやってない、と言うかもしれない。これが、酒酔いの恐ろしさである。
私は、自分の飲んだくれ泥酔時代の過去を思い出し、今でも青くなる。わざと背筋を寒くする。それは、今後、二度と酒を飲まないためであるし、今、全く酒を飲まない生活を送って平安に暮らしていることをしみじみと味わうためでもある。
飲酒して酔うことは、日常を、非日常へと簡単に転換させてしまう。恋人や友人や家族に多大なる迷惑を掛けることがある。自分自身が、いとも簡単に奈落の底へ堕ちてしまう。そう言った負の可能性を大いに秘めているのが酒である。
酒を飲みたくなったら、「酒は人を殺す飲み物である」ことを、思い起こしてみたら良い。酒は、自分を殺し、家族を殺し、友人を殺し、他人を殺す。そんなものを飲みたいのか、と自問してみよう。
さてさて、今晩も、skypeミーティングは、実りある会話が出来た。毎回、参加者の組み合わせが変わって、話の内容も盛りだくさんで、楽しいし、有意義である。必ず何らかの断酒のヒント・気付きを得られる。
最大25人まで同時にミーティング出来るそうなので、あなたも参加してみたらいかが?
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