二日前の金曜日(2017/7/28)のskypeミーテイングでの学び。
断酒12年の松下さんが、
『本当の悲劇、不幸にあった時に、生半可 「アルコールマジック」を知っている我々アル中、 酒に逃げずに、おられるか? 私は自信がありません。』
とのコメントを下さったことに対して、その心境をざっくばらんに聞いてみた。
私は、10年以上も断酒していれば、どんな時でも酒なんぞに走ることはないはずなのに・・・え!?と意外に感じたのである。skypeに参加されたもう一方も、私と同じ疑問を抱いたそうだ。
松下さんの御言葉は、誠に正直で、人間味あふれるものだった。
本当に心理的にどん底に落ち込んだ時、人間、先のことは分からない。だから、自分も、絶対に酒に逃げないなどとは言えない。
マッキーさんも、飲まないだろうけれど、絶対は無いとおっしゃっていた。
これは、私も全く同じで、アルコールの薬物としての即効性をなまじ知っているが故に、これまでの人生で経験したことの無いような悲劇に遭遇したら、どうなるかは分からない。
この飲酒に関する議論は、酒を好きとか嫌いとか、そんな問題ではなく、薬物として利用するかしないかである。つまり、酒の用い方として、究極的に、辛い現実から、酔って別世界にワープ出来れば良いからである。
もちろん、今の私は、酒など不要である。
ただ、松下さんのおっしゃる「本当の悲劇、不幸」に襲われた時に、一体自分はどう立ち向かうのか。それは、全く分からない。
ひとつだけはっきりと言えるのは、先のことは分からないからこそ、たった今がとても大事なのだ。
大阪オフ会で松下さんから聞いた話では、30年断酒していた人がスリップした例もあるそうで、断酒の期間が長ければ大丈夫などと言うことは、《絶対に》無い。
普段から、酒に対する自分の心の持ちようを整えて、どんな時でも酒に頼らないようにしておくしかないのかな、と思う。
もうひとつは、そのような事態に遭遇した時に、話を聞いてもらえる断酒仲間がいるかどうか、だろうか。
今の私なら、金曜日まで待って胸の内を明かし、松下さんやマッキーさんの歯切れのよい関西弁で「飲んだらアカン!」と言ってもらえれば、たぶん思いとどまる事が出来ると思う。
先のことは分からないからこそ、断酒生活が順調な時に、もっともっと学んだり、断酒仲間を増やしたり、話を聞いてもらえる環境を整えたりしておくことが重要である。
断酒仲間の存在はとても大きい。
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