酒をやめてhappyになろう!

31年間飲んできた酒をついにやめる日が来ました。でも、「断酒」はつらいよ。。。さて、いつまで続くか、続けられるか。はっきり言って、自信なし!《飲酒コントロール不能な「のみすけ」が書いてます。適正飲酒の方、酒を愛飲されている方は、当ブログをスルー(無視)して下さい》[コメント気まぐれ返信中m(_"_)m]

断酒・断酒・断酒!!

『溺れる人』読書感想文(断酒4年149日目)

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 我が家の不飲酒仙人のかみさんが、名代として出席してくれた、先日の《断酒女子オフ会》。

 全く酒を飲めないかみさんには、酒で苦しんだ同性の方々の話がとても心に残ったようで、私に女子会のエピソードを何度も話してくれる。

 

 月曜の朝の会話。

 

 かみさん:「参加した人たち皆さん、ドラマの《溺れる人》を観ててさ、アルコール依存がどんだけ怖いか分かるいいドラマだって言ってたよ。あなた、知ってた?」

 のみすけ:「知らない。昔やってたやつなの?」

 かみさん:「そうみたい、youtubeで観れるってよ」

 のみすけ:「ふ~ん」(かなり気のない返事)

 かみさん:「あなたはテレビとかドラマとか観ない人だからねぇ~、原作借りて来てあげるよ」

 

 私は、映画は大好きだが、テレビはボクシングか格闘技の番組しか見ない。タレントとか俳優、女優の名前も、古い人しか知らず、家族とはテレビの話では、全く会話にならない。

 

 テレビなど見ずに、家族の中で一番先に寝てしまう私だが、起床だけは早い。今朝、ガバッと起きて、自室へ来たら、机の上にこの本が載っていた。

 

 かみさんが、職場近くの図書館で、月曜に予約を入れて、昨日借りて来てくれたのだそうだ。え!そこまでして、私に伝えたいものがあるのかな?と、すぐに読むことにした。

 

 この本は、表題こそ「溺れる人」だが、5本の書き手の異なる小説から構成されている。第3回読売・日本テレビWoman's Beat大賞の作品である。「溺れる人」は、そんなに長くないので、電車の往復で読むことが出来た。
 

 主人公のパートナーが飲まない人で、酒をやめろとは言わない、この辺りに自分との共通点を感じつつ読んだ。

 

 主人公の飲酒の状態、診察する医者が説明する病態、それらの描写が、これまでアルコール依存症について広く深く学習をして来た私には、手に取るように分かり、一々頷きながら読み進める。

 

 かなり重度のアルコール依存の主人公だが、酒を飲まない期間が二度出て来る。最初は、仕事上の事故で、右腕を肘の辺りで切断しそうになり、3か月入院した時。強制的な禁酒だ。だが、退院してリハビリに入る頃には飲み出している。

 

 次は、結婚してからも荒れていたが、赤ちゃんを授かって、妊娠から授乳期の1年半、我が子の為に酒をやめている。この辺りだけは、本当にほっとした。

 

 けれど、そこからの再飲酒の場面は、読みながら、目を背けた。

 

 どんなにしても、先ずは酒を優先し、飲酒して泥酔した状態でも、車を運転して酒を買いに行く場面があるけれど、背筋が寒くなる。良くぞここまで書いてくれたな~、と。

 

 私もかつて、「溺れた人」だった。一度陸に上がってからは、再度アルコール海に入ることはしていない。

 

 アル中は、陸に上がったままでいなければいけないのに、浅い所なら大丈夫じゃないか、と勝手に判断して、アルコール海へ入ってしまい、深みにハマるのが、再飲酒だ。

 

 この小説でも、あれだけやめていたのだから大丈夫!と、子供が離乳食に移った頃に、久しぶりの酒を飲む場面が出て来る。正に、私だって全く同じことになるだろう、と思いつつ読んだ。

 

 まだこの作品に触れたことのない方。ドラマが好きな人は、youtubeで、私のように活字が好きな人は、本で、どうかこの『溺れる人』を、観賞して頂きたい。

 

漫画版もある。漫画が好きな人は、こっちがいいかも。

 

 『溺れる人』を話題にして下さった、断酒女子オフ会参加の方々と、わざわざ本を借りて来てくれた不飲酒仙人のかみさんに、感謝!

 

 

 

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