youtubeでたまたま懐かしい動画を見た。
子供が小さい頃、テレビで「おとうさんスイッチ」と言うのをやっていたのだが、それだった。ご存知の方もいらっしゃるだろう。
ダンボールに「あ」「い」「う」「え」「お」とか書いたボタンに模した絵が描いてあって、子供がそれを押すと、その文字から始まる動作をおとうさんがする。
それでふと思ったのは、私の場合、子供ではなくて、自分が「あ」をいつも押して、アル中スイッチを入れて、その動作をしていたんだなー、と。
しみじみと飲んだくれ時代を振り返ったら、正確には、スイッチを入れていた、ではなくてアル中スイッチが入りっぱなしだったのかな。切ることは考えもしなかったし。
実際のところ、アル中スイッチは、一度ONになると、OFFにはならない。アル中スイッチは、一度入れたら、もはや自分で切ることが出来ない、恐ろしいスイッチなのだ。
つまりアル中は、酒を飲んでも飲まなくても、アル中スイッチが入っていることに変わりはない。この意味するところを正確に表現するなら、《アル中スイッチ》ではなくて、《アル中回路》のほうが的確だろう。
一度自分の体内に出来てしまったアル中回路は、壊したり、取り外したりすることは不可能だ。が、アル中回路を使わないことは可能である。アル中回路はアルコールが流入することによって作動する。なので、アルコールを入れないだけで良いのだ。
アル中スイッチ、アル中回路、アル中動作は、ちょうどエアコンが、電源コードは刺さりっぱなしで、いつでもリモコンからの運転開始指令を待っている状態に例えることが出来る。いつでも動作可能だが、リモコンで運転ボタンをONしないと動かない。アル中の運転開始指令ボタンは、アルコールの注入だ。
断酒erは、自らを制御する「アル中動作リモコン」をいつも持っている。これの運転ボタンを押すか、押さないか、をいつも自ら選択しているのだ。 飲む・飲まない、は常に自分の掌中にあるのだ。人に預ける訳には行かない。
この「アル中動作リモコン」だが、人それぞれ、仕様が違う。付いているボタンも機能も違う。自分はどんな時にアル中回路が作動するのか、把握しておき、いざその時が来ても、リモコンの運転ボタンを押さないようにしよう。
話変わって、今晩もskypeミーティングは定刻通り開催された。私は参加が遅れてしまい、終了10分前くらいまで聞き役に徹していたが、参加者の方の活発な会話を聞くのも、中々乙なものだ。最後に少しだけ喋らせてもらったけれど。
せっかくのskypeミーティングだが、中々新しい方の参加がないので、寂しいところだ。
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