昨夜の夕食時、我が家の食卓では、近々やってくる家族の誕生日のお祝いケーキの話題で盛り上がっていた。
どこのケーキにしようか。フルーツケーキ?チョコレート?ロールケーキ?それとも、ちゃんとした誕生ケーキにしようか・・・
断酒以来、甘いもの好きになった私も、もちろんケーキ選びの会話に参加している。
あーでもないこーでもない、とケーキの議論が白熱している最中、ふと思い出したように、かみさんがひと言。
「あれ、そう言えばさぁ、前は、断酒何日記念とか、何か月達成とか言って、お祝いだぁ~!って、良くケーキ買ってきてくれたよね~?」
「あ~!そうだったな~」と、私。
「最近、全然買って来ないね、なんで?」と、かみさん。
「そう言えば、ここんとこ、忘れてたな!」と、私。
「今、何日になってるの断酒?」と、娘。
「え?!あれ??さて・・・たぶん、1600日越えて、何日かだった・・・はず
」と、私。
厳密に断酒の日数を数えていたのは、いつごろまでだったのだろうか。言われてみれば確かに、3か月とか100日とか半年などの区切りの日に、断酒のお祝いだぁ~っ!と、私はケーキを買って来ていた。そうだった。改めて、思い出した。
当時は、断酒が継続していることが嬉しくて、自分を鼓舞するためと、断酒の応援と監視(!?)をしてくれる家族への感謝の気持ちを表すための、区切りのケーキだった。
いつ頃からだろう、断酒日数を忘れる・・・と言うよりも、全く意識しなくなった。今現在断酒何日目なのかは、ブログタイトルの何年何日目と、PC版の記事に付けた断酒日数カウンターで一目瞭然だが、最近全然気にしていなかった。
これは、タバコをやめた時も全く同じだった。最初の1年くらいは、たぶん数えていた。禁煙何日とか、何か月とか。それで、禁煙日数に2箱分のタバコ代を掛けて、おぉ~!禁煙で、タバコ代がこんなにも浮いたぞ!なんて計算しては、禁煙の励みにしていたものだ。
断酒も、当初は細かく数えて、何日やめられたから、酒代いくら浮いたとか、お祝いのケーキ代くらい安いもんだ、とか・・・
言われて初めて気付いたが、殊更構えなくても、いつの間にか自然と酒の不要な生活になっていたようだ。
元々、断酒日数を数えることの意味については、私は否定派だった。そのことは、これまで何度も記事に書いて来ている。タイトルに付けている断酒日数と、PC版に貼っている断酒日数カウンターのブログパーツは、断酒した日を忘れない為だ。
断酒日数を忘れていたことに、家族の言葉で気付き、何だか嬉しいような恥ずかしいような、妙な気持ちになった。やめて10年以上経ち、完全に自分の人生から排除したタバコのように、酒もなりつつあるようだ。
今日書いたことを思い出させてくれた家族に、感謝の気持ちを込めて、久しぶりに断酒日数の区切りのお祝いケーキを買って来ようと思うが、次の区切りは、断酒5年かな~。となると、来年の3月だ。
そう言えば、今年の3月中旬の断酒4年の時も、ただ淡々と過ぎてしまったな・・・
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