酔っている最中は、こんなにも自分を幸せな気分にさせてくれるもの《酒》をやめようなんて、決して考えない。
でも、アルコールが抜けて、正気が戻って来ると、正反対の考えが浮かんで来る。もう、やめよう、やめたい。
こうして日々酒を飲まずに、大体同じ時間に断酒のブログを綴るのは、あの、断酒を決意した日の、酒から醒めた瞬間があったからこそ。ある意味、断酒を継続している状態とは、酒から醒めたままでいることだ。そんなことをふと思った。
一度酔いから醒めたのなら、ずっと醒めたままでいよう。二度とあの碌でもない状態に戻りたくないから。
長い人生、その場から逃げたくなることもある。やり切れないこともある。泣きたくなることもある。悔しくてたまらないこともある。負の感情を相殺しようと、得てして酒に手が伸びる。
飲んでしまえばいっ時、脳の中では現実とは全く異なる夢幻の世界が現れる。酔っている間だけの、ほんの一瞬のアルコール劇場だ。酒を断つまでは、それが分かっていても、薬物の力に頼ってしまう。アルコールは、飲めば必ず効くからである。これほど効き目のはっきりして使用量が野放図な合法的薬物は、酒の他に無い。
醒めたままでいよう!
酒の怖さが身に染みているので、毎晩断酒のブログを綴る時は、自然と気が引き締まる。と共に、こうして毎日、冷静な目で酒を捉えることが出来て、とても嬉しい。
夕方、久しぶりに断酒の狂歌を詠んで、tweetしてみた。
久々の断酒狂歌!
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2017年8月28日
酒は飲むものではない、断つものだ!
わっははは!
『酒残る ふらふらしてる 息臭い 今日もこんなで 過ぎてしまうか』
『飲むと酔い 醒めて反省 悪循環 終止符打つは 断酒あるのみ』
『飲まなけりゃ 良い人なのね それならば 断酒してみる ずっと良い人』
思えば、飲むと酔い、醒めて反省の悪循環を30年以上も繰り返して来たわけで、自分の中では酒を飲む前提でしか物事を考えておらず、人生の選択肢として、何故酒を断つことが入っていなかったのか、とても不思議である。
飲むだけが酒じゃないよ、断つ酒もありだよ!
このことを、醒めたままのクールな頭で、まだまだ発信し続けて行きたい。自分の酒の問題に少しでも気付いた人が、酒の飲み方を改めるような、そんな小賢しいことではなくて、もっと単純でストレートな断酒に進むヒントを得てもらえるように。
これを読んで下さる方も、ずっと一緒に、醒めたままでいよう!
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