酒との理想的な関係について、以前書いたことがある。
2016/9/24
『酒との理想的関係は「付かず離れず」(断酒3年194日目)』
私には出来ない芸当だが、酒との理想的な関係を続けて、毎晩の飲酒を楽しんでいる方も沢山いるわけで、喜びをもたらしたり、災いをもたらしたり、酒とは摩訶不思議な飲み物ではある。
もちろん、私は、二度と酒を飲むことはない!
さて、今日のタイトルの「理想的な断酒」だが・・・はっきり言って、理想的な断酒なんて出来ないし、出来るわけがない!これは、断言出来る。その前に、《理想的な断酒》など存在しないはずだ。
敢えて書いてみれば、理想的な断酒とは、自分の問題飲酒に気付き、自分がアル中であることをあっさりと認め、翌日から淡々と酒を断ち、以後一切酒を飲まない、かな。
忌憚無く言えば、断酒とは、酒を断った苦しさにのたうち回っている内に、少しずつ身体がアルコール無しの生活に慣れて来るもの。心の中には、飲みたい自分とそれを抑制する自分との葛藤がある。断酒は実に泥臭いのである。
もし、最近断酒を始めた方がこれを読んで下さっているなら、
「あ~、そう言うものなのか。自分の断酒は辛いけど、そう言うものなのなら、仕方ないな、もう暫く辛さと付き合い、苦しんでみようか。」
と思って頂いたほうが、気楽なはずだ。
断酒してから4年半が過ぎて、私はもう酒なし生活が快適なので、寧ろ酒なんぞ全く不要である。これまで見聞してきた様々な断酒模様の中から、断酒の楽な方法があれば是非とも紹介したいところだが、そんなものは無いのだ。
もちろん、断酒が苦ではないと言う人も中にはいるだろうが、少数派だろう。
酒を断つことは、どんなに泥臭くたって、一度自分のものにしてしまえば良いのだ。断酒生活が板に付いて来ると、あの、逆立ちしても取れなさそうだった飲酒欲求が、丸で嘘のように剥がれ落ち、日々の生活に酒が不要になる。
このことを伝えたくて、私は毎日ブログを書いている。
右の写真は、我が家にある唯一の酒だが、位置付けは、調味料だ。黄色の破線内の日付は、使い始めた日。
我が家はほぼ毎日家で食事を作るので、調味料としての日本酒の出番もかなり多く、色んな料理の味付けに極少量使っているが、まだ4分の1くらい残っている。日本酒の場合、製造年月日から1年間くらいは大丈夫みたいなので、こう言う使い方でも、問題ない。我が家の日本酒に含まれるアルコールは、保存料として役に立っているわけだ。
飲んだくれ時代なら、この手の酒は、3日もあれば空っぽになっていたのに、今や、こんなにも長持ちするのだ。もちろん、アルコールは私の泥酔に役立っていただけ(笑)
同じ日本酒、同じアルコールなのに、断酒前と後では、こんなにも位置付けと用途が違うのである。
確かこの日本酒は1000円くらいだったけれど、これだけ使えれば、安いものだな~
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