人生初のメールマガジンが契機となって、登録して下さった100名の方とのやり取りが始まった。
昨日の第1号のメルマガに対して、多くの方から感想などの返信メールを頂き、嬉しい限りである。
その多くの返信メールの中で、ふと、私の目が釘付けになった文章があった。 断酒を2年継続し、今3年目になっている方からのメールである。この方は、数年前にコメントを下さった方だ。コメントはしなかったけれど、ブログをずっと読んでいて下さったそうだ。
どんなことかというと、この方は、今は断酒は安定もしているし、飲酒欲求に苦しむこともない。だが、忙しい日常の中で、賑やかに飲んでいる周囲の飲んだくれ共を見ていると、彼等に交じって、自分も酔っ払いたいと、心がふらふらすることがあるとのことだ。
そんな時この方は、いつも私のブログに戻って下さり、
「我慢して飲まないのではなく、飲まない生活を楽しんでいるんだ!」
と、自分の酒に対する心構えを見直しているそうだ。
こういう話を聞くと、断酒ブログを書き続けて来て、本当に良かったと思う。何年も前に書いた文章が、人様を救うことがあるのだ。
飲まない選択をしたアル中の体内には、取り除くことの出来ない地雷のような、アルコール爆弾みたいなものが埋まっている。もちろん私の身体の中にも。
何年酒を断っていても、ふとした弾みで飲んでしまったら、これが爆発し、元の単なる飲んだくれに、あっという間に戻ってしまう。例えるなら、どんなにカチカチの氷でも、炎天下に置けば融けてしまうようなもの。
それらを重々承知していても、飲みたい気持ちが首をもたげて来ることはある。人間は常に論理的、合理的に行動するわけではないから。恐れ・悲しみ・イライラなどの情動に駆られれば、飲みたい気持ちが起こるかもしれない。
そんな時、自分の断酒の原点に立ち返り、自分の酒を断った根本的な原因を、頭の中で鮮明に映像化して思い出すと、効果的だ。
私は、何度もこれをやっている。飲みたいとか、酔いたいとか、そんな欲求が無くても、断酒ブログを書く時は、否応なく私の頭に、断酒の原点がカラー映像で流れる。これで、ブレることはない。
あなたも、ふとした何気ない日常のひとコマで、安定した断酒が揺らぐことがあるかもしれない。そうしたら、一度立ち止まって、自分の断酒の原点を頭の中で再確認してみよう。
結局、酒を飲んでも何も解決しないし、一度経験して心地よかった断酒に立ち戻ることになるのだ。
あなたの断酒の原点は、あなただけのもの。
100人の断酒erがいれば、100の断酒の原点がある。
あなたの断酒の原点は、あなただけの宝物なのだ。それは、他の人にあげることは出来ない。失くしても、他の人からもらうことも出来ない。
いつでも取り出せるように、自分の断酒の原点は、心の中でピカピカに磨いておこう。
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