昨日に引き続き、メルマガ読者から頂いたメールから、これは取り上げたい!と思ったことがあったので、書いてみたい。
その方(Aさん)は、私などの飲んでいた理由に比べたら、遥かに酒に頼らざるを得ないような、不条理な人生を生きていらっしゃる。
Aさんがメールに書いておられた、飲酒の理由や様子は・・・
「理不尽なことに対する怒り」
「飲まなきゃやってらんないよ!」
「毎日怒りまくって飲んでいたのでした」
Aさんの置かれた人生を鑑みれば、私の飲んだくれていた理由など、霞んでしまう。
飲まなきゃやってらんない!
これは、多くの方が共感して下さるだろう。長く人間をやっていれば、職場の人間関係や、家庭内でのいざこざなどで、このような感情が沸々とこみ上げて、爆発寸前となった時に、酒に手が伸びる。
キューーーッと飲んでしまうと、アルコールがすぐに脳に回って、スーーーッと心が楽になる。
この、キューーーッ、スーーーッの即効性がほしくて、酒を飲むことが、私も多かった。酒の麻薬的効果は、丸で夏の日の街灯に集まる虫のように、飲んだくれを引き付けるのだ。
但し、このスーーーッの効果は、アルコールが体内に入って来た時だけである。脳内に暫くとどまったアルコールが、肝臓の働きによってどんどん分解されると、その幻想は消えてしまう。
その気持ち良さを持続させるため、或いは何度も味わうために、繰り返し酒を大量に飲むようになってしまうのが、アル中である。
Aさんは、何度か断酒と再飲酒を繰り返しつつも、今、断酒が4か月になったそうだ。
私は、Aさんのような方を、全力で応援したい!
極端な話、理不尽と不条理で構成されているのが、この世である。飲まなきゃやってらんない!は、裏返すと、飲んでもやってらんない!のである。
どうせやってらんないのなら、酒なんぞ飲まないでやってらんない!ほうが、良いではないか!
やってらんないけど、酒なんぞの世話にはならないぞ!
あなたのやってらんない気持ちを、断酒仲間がきっと聞いてくれる。
私も聞く!誰かに聞いてもらえば、心は楽になる。
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