横綱が、酒に酔って格下の力士を、ビール瓶でぶん殴った。
横綱とは、大相撲の番付の最高位に位置し、相撲に強いのは当たり前で、更にそれに応じた品格も備わっていなければならない。
だが、やったことは、その辺の下品で横暴な酔っ払いと同じではないか!
この出来事から分かることは実に単純なことである。横綱は、相撲には強いが、酒には勝てなかった。つまり酒に負けたのだ。
昔から、酒に強い人のことを、酒豪だの、大酒のみだの、ザルだのと言うが、凡そ地球上の人間の中で、酒に勝負を挑んで勝てる者などいない。酒の主成分アルコールが人体、特に脳を、即効で麻痺させるからである。
身体が大きければ、肝臓も普通の人よりは多少は大きくて、アルコールの処理能力も人並み以上かもしれない。が、そんなことは、全然大したことではない。次から次へと身体に有毒物質のアルコールを流し込んだら、どうなるのか。
酒で大失態をやらかして、その地位を追われたり、役職を解かれたりする人が後を絶たない。
つい1週間ほど前には、札幌で弁護士の男が、タクシーの中で大暴れしていた。これも、深夜で、酒に酔っていたようだ。
そう言った事件・事故を見聞したら、他山の石として、反面教師として、己の飲酒時には気を付けようとは考えないのが、飲んだくれなのだ。自分だけは大丈夫、自分は違うと、勝手に自信たっぷりに思っている。
テレビで誰かが、「力士の飲み会では近くにビール瓶を置かないようにすれば良い」とか、全く頓珍漢な、論点のズレたことを言っていた。ビール瓶が無ければ、皿でも鍋でも手近にあるものを使うだけの話だろう(笑)
根本的な解決策は、酒を飲まないことなのに、それを誰も言わない。何故ならば、酒を飲むことは、大前提だからである。
この辺り、全くヘンな世界である。
最初から酒なんぞ飲まなければ、酒には勝てなくても、負けない!
このことを理解しているのは、私たち断酒erだけなのだ。酒を飲むことの危険性、酒に酔うことのリスク、これらを十分に身に染みて分かったからこそ断酒したのだから。
私たち断酒erは、酒と勝負をしない。酒からは、敵前逃亡するのだ。接触しないのだ。
それなりの地位にある人は、断酒すれば、少なくとも酒によるトラブルに身を晒すことは無くなる。
信用を築くのには、長い年月と本人の努力の積み重ねが必要だが、信用を失うのは、一瞬である。それが、酒に酔ってやらかしたことであれば、どんなに後悔してもしきれないだろう。
人間なんて弱いものなのだ。だから、酒なんぞ飲んで酔って、自らを更にリスクにさらすなんて、全くのナンセンスなのである。
結論。
断酒生活は、最高だな!
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