日本の社会では、飲酒に関しての認識が、甘い。
飲む本人もそうだが、それを取り巻く人々も同じく、飲酒に関しては、甘い。
甘いどころか、大甘である。
ところが、何かやらかした時の結果は、辛いどころか、激辛、更には、超激辛なのだ。
最近、静岡県の公立中学校の57歳の校長が、飲酒運転で懲戒免職になった。
将来ある生徒に、酒害を教えなければならない立場の、中学校の校長先生。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2017年11月25日
『自らの 身体で示す 酒害なり 心して見よ 酒の怖さを』
自ら身体を張って、反面教師となり、飲酒運転で懲戒免職とは!
『先生も 酒には勝てぬ 飲酒して 車運転 懲戒免職』
この学校の生徒は、酒の怖さを学んだのだろうか。
学校の先生の飲酒トラブルは、日常茶飯事だ。
(全く無関係だが、日常茶飯事を[にちじょうさはんじ]ではなく、[にちじょうちゃめしごと]とわざと読むのがおもしろい、とラジオで言ってた(笑))
「教師 飲酒」でググってみると、これでもかっ!と、山のような検索結果に目玉が飛び出る。
学校の先生は、本当は、酒害について生徒に教えなければならない立場である。けれども、自分たちが大好きで飲む立場だから、酒及び飲酒に関しては、考え方が甘い、超甘い。
喫煙の有害性は学校でかなり教えるようになったが、こと酒に関しては、ほぼダンマリどころか、寧ろ飲酒を甘く見ているような風潮なのは、教える側の先生方に大いに原因がありそうだ。
先生だけではない。世の中の大人たち誰もが、飲酒を甘く見ている。
「まーまー、酒の席でのことだから、仕方ない」
こんな感じで、大抵のことは大目に見て、見逃してやるわけだ。酔っ払いは、その点で、甘やかされている。
ところが、いざ、酒の飲み過ぎによって何か問題を起こした時、それが大ごとの場合、もはや世間は見逃してはくれない、どころか、丸で掌を返したように厳重に断罪される。
先に述べた中学校の校長先生にしても、57歳であれば、大学を出て教師になって、30年以上は大過なく勤め上げ、実績と信頼を積み上げて来たことだろう。
それが、飲酒による不祥事で、一瞬の内に全てが崩れ去り、流れ去ってしまった。
懲戒免職とは、公務員が罪や重大な過ちを犯した場合に、懲戒処分として解雇されることである。
この校長先生も、これまで積み上げた教師としての実績・信頼だけでなく、あと少しでもらえるはずだった退職金すら、飲酒による酒の不祥事でパーになってしまった。
地球上の全ての酒を飲む人に言えること。
「自分だけは大丈夫」は100%有り得ない。
酒を飲むこと自体が、既に危険な行為なのである。酒の主成分のエタノール(エチルアルコール)が、人間の司令塔の脳を麻痺させるから。
酒飲みの不祥事を防ぐには、断酒あるのみ! ですな~
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