「お酒やめたい」
メールやコメントで、投げかけられるこの言葉。
飲み続けてはいるけれど、何かしら自分の飲酒の問題に気付いている。だから本当は酒をやめたい。でも、やめられない。毎日が堂々巡りの飲酒。
この、気持ちが行ったり来たりしている、心が逡巡している状態。良く分かる。
私のみすけの場合、いきなりの断酒だったので、断酒をためらったり、尻込みしたりすることは無かった。が、やめてから、酒を飲めないことによる途轍もない不安感と焦燥感に襲われた。
多分、断酒に踏み切れない方は、今酒に頼っている状態の心が、酒を断ってしまったらどうなるのだろうかと、底知れぬ不安が漠然と漂っているのではないか。
「一度やめたら、一生飲めない」
これが、いけない。
先のことをあれこれ考えないで、先ず一日やめて見たらどうだろうか。
酒には色んなやめ方があって、私のように当初悲壮感を漂わせてぷっつり断った人もいれば、良くコメントを下さる危険物乙7さんのように、何となくやめてみたら断酒しているほうが良いことに気付いて、ずっと続けていると言う方もいらっしゃる。
何か月か何年か断酒を続けていたけれど、スリップしてしまう人もいる。それでもまた、断酒に挑む。
こんな風に、酒をやめることは、たったひとつだけの一本道ではない。あっちこっちに枝分かれしているが、要は酒を飲みさえしなければOKなのだ。
酒をやめたい、と思ったら、先ずはあれこれ考えずにやめてみたらどうだろう。
ひょっとしたら、苦しくないかもしれない。稀に、断酒後の苦しみが殆ど無かったと言う人もいるのである。
もし、苦しくなったら、これは一体何なのだろうかと、徹底的に調べて見ると、自分を苦しませているアルコールの正体を突き止めることが出来る。
どうしても辛いときは、やぶ医者には気を付けないといけないが、アルコール依存症の患者を何年も診察している腕のいい医者を見付ければ、きっとあなたの断酒の力になってくれるし、更に断酒会やAAなどの自助の会に顔を出せば、断酒に弾みが付くだろう。
「酒やめたいな」と思っているだけでは何も変わらないが、
「酒やめてみようかな」と、行動に移すことによって、心境だけではなくて、身体も変化する。
何年後かに振り返った時、あぁ、あの時、一歩踏み出して良かったな~と、自分の取った行動を、思い出す瞬間がある。
酒やめたい?
と思っているなら、
酒やめてみよう!
多くのアル中は、自分が病気であることに気付かないし、認めない中で、「酒やめたい」と、思った人は、既に一歩進んでいる。
酒をやめてみることによって、更に一歩進むことが出来る!
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