断酒する人の数だけある。
過剰に酒を飲み続けた背景、酒を断とうと思った事情、酒を飲まないで過ごすための考え方。
アルコール依存症の本やサイトで、病の情報を得ると、症状は誰でも一律で、やめ方も似たり寄ったりなのかと錯覚する。
が、ブログへのコメントや、メルマガ読者からのメール、また、オフ会で実際に会って話してみると、ひとり一人、心境や、これまでの断酒の経緯が違うことが良く分かる。
特に、メルマガの読者の方から頂くメールは、ご自分のことを詳しく書いて下さって、読めば読むほど、それぞれの事情があるんだな~、と思う次第。
メールと言うのは、昔の文通のようなもので、しかも多くの人が読むコメントと性格が違い、個人宛であるので、安心して書けるのだろうと推察する。
そんなわけで、断酒は、市販薬のように、〇歳なら、x錠を、食後に服用する、みたいなわけには行かない。
誰かが考えたレディーメードな断酒法では、長続きしない。個人個人が、自分に合った断酒方法を、自分で自分にオーダーメイドするしかない。
断酒1年を経過した頃にも、同じことを書いていた。
2014/5/20
『レディメイド?オーダーメイド?(断酒1年67日目)』
この日は、強烈にビールが飲みたくなったと書いてある。2年目でもこんなことがあったのだな~。
断酒1~2年の頃、自分がやってうまく行っている、酒を徹底的に嫌う断酒の方法を喧伝したものだった。誰にでも通用する断酒の方法だと信じて疑わなかったからなのだが、あれはやはり、のみすけ用のオーダーメードの断酒法だった。
医者に行く、重症なら入院する、断酒会に通う、AAに通う、この辺りは、巷間でアルコール依存症の人に勧められる王道の方法である。
のみすけ宛にメールを下さる方の中にも、通院されている方、断酒会に参加されている方、AAに参加されている方がいらっしゃり、そのメリットやどう助けられているかを書いておられる。
その人に合った酒のやめ方と言うものがあるんだな~、と、腑に落ちる。
私の場合は、かなり強引で危なっかしいやり方で当初の期間を乗り越え、今こうして何とか安定したわけだが、結果的にこれはこれで、私のオーダーメイドな断酒法だった。
これから断酒を始める方、最近始めた方は、さて自分はどんな考え方で取り組もうかと構えてしまうかもしれない。
予め、これこれの考え方や方法でやろう、と言うのは、あまりうまく行かないので、試行錯誤を繰り返すのが、結果的に一番良いかもしれない。
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