今、メルマガで、断酒と禁煙について特集している。
ある読者の方が、断酒と禁煙を同時にしたいけれど、経験された方がいたら、是非、コツを教えてほしいとのことで、読者の方の経験談を、メールで寄せて頂き、仲間で共有している。
そんな中、ある方から、興味深いメールが、今日届いた。
職場の新年会に出席された時に、以下のようなことをお感じになったそうだ。
【世の中は、禁煙に対しては好意的なのに対して、禁酒(断酒)に対しては理解があまり無いので、禁煙の方がしやすいように思いますが・・】
【 断酒をした私は「何故飲まないのか?」散々聞かれましたが、禁煙した人は「すごいね~」と誉められていました。】
私は、読んでいて、なるほどなるほど、その通りだと、思わず唸った。
禁煙だと、「エラいね、良くやめられたね」
断酒だと、「え!なんでやめたの?飲めばいいのに」
たばこも酒も、同じように依存性があり、身体には毒物なのに、この違いは、いったいどうしたことか。
これは、たばこと酒を、人に勧める時にも全く同じである。
たばこを、「ま、1本どうぞ!いいじゃないですか!」などと、吸わない人には勧めない。
酒は、「まあまあ、いいじゃないですか、1杯くらい!さあさあ!」と、やめた人、飲まない人にしつこく勧める。
そもそも、酒は飲むべきものであって、やめてはならない、みたいな、酒に関する不文律が存在しているのに対して、たばこに関しては、そんなものは無い。
だから、禁煙はほめられるが、断酒はうとまれるのだろう。
たばこは、これまでこれでもか!と、悪者にされ、隅の方へ押しやられて来たので、禁煙することは、とても良いことだと、世間の人々の共通認識になっている。
それに対して、世の中は、飲酒礼賛の風潮である。夜、または休日の昼間、大人が集まれば、必ず出て来るのが、酒だ。
冒頭のメールを下さった方は、こう言う悩みも書いて下さった。
【周囲が飲む人ばかりだと特に断酒は孤独ですね。】
【私は飲まないで人とコミュニケーションを上手く取る方法を知らないかもしれません。】
【飲まなくてつまらないと言われても、私は誰のためでも無く、自分のために断酒をしています。】
これは、飲み会での考え方を少し変えるだけで、乗り越えられる。
飲む人、つまり酔っ払いに自分を合わせようとするから、孤独を感じたり、つまらないと言われることが気になるのである。酔っ払いは、アルコールが脳に回って、つまり薬物の作用でラリッているだけなのだ。
だから酔っ払いなんぞは放っておけば良く、おいしい料理を食べながら、その酔態を観察して、楽しんでやればいいのだ。
で、さっさと帰ってしまうのがよろしい。
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