今朝方、Kさんから、二日酔いで苦しいとコメントが入っていた。
Kさんの心境は、同じことを過去に何度も体験している私には、 手に取るように分かる。
その後、Karoさんから、断酒宣言と、断酒に至るまでの経緯のコメントが入り、こちらも、私がかつて経験したような、飲みっぷり。
断酒を決意する前の私は、二日酔いに苦しむ朝に、もうあんなに飲まない!いいところで切り上げる!と、自分の飲酒に決まり事を設けるのだが、酒の抜けた夕には、そんなことを忘れて、酒を飲みふけるのであった。
まさに、これは、苦しい朝に自分の飲酒に対して設けた決まり事を、夕方には好きなだけ飲む方向へ変えてしまう、飲み方の「朝令暮改」である。
タイトルの5・7・5に7・7を付けて、短歌風に仕立ててみると・・・
『深酒を 朝猛省も 夕に飲む 宿酔去れば 飲酒欲勝つ』
(ふかざけを あさもうせいも ゆうにのむ しゅくすいされば いんしゅよくかつ)
朝、あれほど猛烈に後悔し、反省したのに、身体がアルコールを排出してしまい、苦しさが去れば、ムクムクと飲酒欲が湧いて来て、朝方の気持ちはどこへやら、飲みたさに、結局は負けてしまうのだ。
ここで、負けないためには、どうすればいいのだろうか。
断酒の道を選ぶことである。
飲み方を工夫するとか、飲む量を調整するとか、飲むスタイルを変えてみるとか、飲む事を前提にしていては、何も改善されない。
飲み始めると、止まらない。決めた量など守れない。アルコールが脳に少しでも回れば、更に流入する量を増やそうと、飲むための屁理屈を捏ね繰りまわして、自分を納得させる。
断酒を決めた日は、家にある酒を全部捨てて、飲みたくても我慢して、腹いっぱいに好きなものを食べてから、早めに寝てしまう。
翌朝の、酒なしの朝の爽快感をたっぷりと味わい、夜の魔の時間をば、前日と同じようにやり過ごし、また、寝てしまう。
と、ここまで読んで、なんらかの理由を付けて、そんなことは、自分には出来ないと思った方・・・
それは、酒を飲み続けたいがための、逃げである。自分には出来ないのではなくて、したくない、やりたくないのである。
断酒を、自分に出来るように工夫し、取り組んでみてほしい。
二日酔いで一度でも苦しんだことのある人は、断酒するのが人生における最善の選択なのである。
どんなに反省しても、後悔しても、断酒しない限りは、夕方になれば、飲みたさに負けてしまうことだろう。
『断酒して 酒の抜けたる 身体にて 素面の良さを 噛みしめる朝』
(だんしゅして さけのぬけたる からだにて しらふのよさを かみしめるあさ)
寝覚めの爽快な朝、前夜、酒を一滴も飲まなかったことを思い出し、断酒の良さをとくと味わってほしい。
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