酒をやめた後、多くの人がハマるのが、甘いもの。
これまでに出会った断酒者の方で、酒を断ってから甘いものに手が出なかった人は、たぶん一人もいなかったと記憶している。
かく言う私も、断酒直後からつい最近まで、大の甘党になっていた。
断酒直後から1年くらいは、甘いものなら何でも御座れ!の状態。それまで食べようともしなかった、どころか、嫌いだった羊羹まで、うまいうまい!と食べた。
3年くらいして、断酒も安定し、落ち着いてからでも、大福やらチョコやら菓子パンやら、食べていた。
それが、ついひと月ほど前から、家族で減糖を始めたことにより、ほぼ甘いものを口にしなくなった。
減糖は、断酒と違って、全く甘いものを食べないのではなく、摂取する頻度と量を減らす取り組みなので、たまには、食べるけれども。
甘いものの誘惑はかなり強いが、仮に沢山食べてしまっても、酒の飲み過ぎのように、酔っぱらうことは無い。この辺りが、全く違うところだ。
さて、家族で減糖の件。
酒を一滴も飲めないすもも(妻)が、会社の健康診断で、ある異常値を指摘され、それの改善のため、甘いもの制限を始めねばならない理由があった。
そう、体質的に酒は一滴も飲めぬが、甘いもの(特にスイーツ)に目が無いすももは、糖分を制限する必要があるとの、医療的アドバイスを受けたのである。
実は、酒を断ってからと言うもの、私のみすけも、すももに倣って(?)下手するとすもも以上に、甘いものが好きになってしまっていた。
当初、甘いものを取り上げられることにかなりの抵抗を示したすももだったが、私を含め、家族みんなが心配していることと、甘いものを一緒に制限し、協力することを伝えた。
それでも、私がアルコール依存だったように、甘いもの依存のすももは、糖質制限に難色を示していた。
ここで、本人のやる気を引き出すために、どうしたものか、知り合いの女性に相談してみたり、ネットで調べたりした。かつて私のアル中を心底心配してくれたことに応えなければ男が廃る!?
ところが良くしたもので、本人も何かのきっかけが欲しかったらしく、予てからやりたかったあることを、家族の全面的なバックアップでやることとと引き換えに、減糖をスタートさせることが出来た。
すももに協力する形で、私も甘いものを制限して、約ひと月。
酒を断った時に比べたら、甘いものを食べたい欲求を抑えるのは楽である。
糖質断ち、ではなく、減糖、つまり減らすだけなので、頂いた洋菓子や和菓子は、家族で食べるし、たまに甘い炭酸飲料を飲んだりするけれど。
かつて、羊羹まで食べていた自分が、そして、最近でも甘いものを日々食べていた自分が、甘いものからも距離を置くことが出来そうだ。
まだひと月くらいだけれど、甘いものを減らしてからのほうが、更に体調が良いような気がする。
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