一つの言葉でケンカして
一つの言葉で仲直り
一つの言葉で頭が下がり
一つの言葉で笑い合い
一つの言葉で泣かされる
たまに映画のDVDを借りて来て観賞するのだが、上の言葉は、「男はつらいよ」の第9作目の中で出て来た。
何度も観ている映画だが、何度観ても、何かしら気付くことがある。
この言葉は、とらやの店内に貼り紙として貼ってあった。
調べたら、ネタ元ははっきりしないそうだ。北原白秋の詩だと言う人もあるが、それも違うらしい。色んなバージョンが存在している。
ネタ元ははっきりしていなくとも、内容はとても素晴らしい。
言葉は、その人の心の中で組み立てられ、口から或いは文字として出て、相手の耳や目に入る。
私がいつも心掛けているのは、この文章を読んだ人が、酒を断つきっかけや、酒を断ち続けるためのパワーや、スリップした人がまた挑む勇気を得て、前向きになるように、と言うこと。
断酒のことだけを書くブログを読みに来て下さる方の殆どは、飲酒に問題を抱えていらっしゃることだろう。
そう言った方々の中には、やめたい・やめているけれど辛い・やっと安定して来た・もうほぼ安定している、等の、飲酒に対して様々な心理状態の人がいるはずだ。
集って下さる方は、皆さん(もちろんのみすけも含めて)、上も下も、先輩後輩も、新人も古株もなく、一律に、断酒の仲間である。何と言うか、平たんな所に集合して、ロープで丸く囲った中に集まったような感じかな。
まだ飲んでいて、これから断酒しよう考えている人も、飲んだりやめたりを繰り返している人も、酒をやめたいと考えている人は、みんな断酒の仲間だ。
集って下さる仲間の方で、コメント欄に自分の思いを書いて下さる読者の方は、皆さん優しい。読む人のことを考えて、言葉を選んでいるのが良く分かる。
冒頭の「一つの言葉」で、私の思いを綴るなら、こんな感じだ。
一つの言葉で目が開き
一つの言葉で勇気湧き
一つの言葉で救われて
一つの言葉で立ち直り
一つの言葉でまた挑む
話し言葉、書き言葉、両方ともにやってはならないのは・・・
一つの言葉で傷ついて
一つの言葉で落ち込んで
一つの言葉で怒り出し
一つの言葉で涙して
一つの言葉で憎悪する
話し言葉も、書き言葉も、使い方によっては、受け取る人の胸にグサリと刺さったり、或いは、傷ついた心を癒してくれたり、丸で正反対の働きをするのだ。
ネットでもリアルでも、せっかく断酒の同志が集うなら、お互いに相手の心を考えて、温かい言葉で励まし合って、酒を飲まない生活を楽しもう。
このブログに集って下さる方は皆さん、言葉は心であることを分かっていらっしゃる。それが、とても嬉しい。
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