断酒満5年の 記事に頂いた、シブアホさんからのコメントの中に、「シラフ3年、正気5年」と書かれていた。
翌日、断酒1年、3年、5年の、心境を書いてみた。
だが、この時にも、「シラフ3年」は分かったが、「正気5年」の意味が今一つ分からなかった。
それが今日、何となく、分かった。
これは、中々に文字で表現することが難しい。
それでも、絵にするわけにも行かないので、何とか、文章によって、書いてみる。
酒を飲みたい気持ちは全然無いので、これが正気になったことなのかと言えばそうではなくて、それは素面3年の時に、なっていたかな。
今日ふと、これかも!と、腑に落ちたのは、こんなことだった。
「本当に自分はそう遠くも無い過去に、浴びるほど酒を飲んでいた人間なのだろうか?」
「そうだとしても、あの問題飲酒をしていた男と、今の穏やかな生活をしている男は、果たして本当に同じ人間なのだろうか?」
不思議な感覚だ。
今まで、こんな考えが浮かんだことは一度もない。
これが、断酒5年を経て、正気に返ったと言うことなのだろうか。
断酒以来、ほぼ毎日ブログを書き続けて来て良かったのは、こんな風な、微妙な心の変化を捉えて、その日の記事に書いておくことが出来ることだ。後から振り返って、あの頃は、こんなことを考えていた、と分かる。
自分が酒を断ってから「シラフ3年、正気5年」を経たとして、かつての飲酒欲求に苦しんでいた自分を忘れたわけではない。
が、今日のメルマガにも書いたのだが、最近ブログその他で書くことが、酒をやめたらこんなにもいいことがあるよ、断酒すれば生活がこんなに充実するよ、と言うような、今の自分にシフトし過ぎていたようだ。苦しかった過去の自分を置き去りにしていた。
以前、何人かの方に言われたことがある。
それは、断酒が軌道に乗った頃の私のブログを読んで、頭に来たと言う話だった。自分はこんなに苦しいのに、この人はもうその段階を終わっているではないか、と。
そして、それらの方々はどうしたかと言うと、私が苦しんでいた頃の、過去の記事を読んで、一安心されたそうだ。
なーんだ。のみすけも、こんなに苦しんでいたのか、と。
うまいこと、過去の苦しんでいた頃の記事と、こうして書いている今の記事とを連携させて、今苦しんでいる方に、メッセージを送れたらいいなあと思った。
あなたの苦しみは、誰でもが通る道で、のみすけもこんなに苦しんだよ、でも、きっとその先には、もっと明るい世界が待っているよ、と。
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