時たま、断酒中の仲間からメールを頂く。
中には、私の断酒期間(5年)などより遥かに長く断酒されているのに、未だに飲酒欲求に悩まされていると言う方がいらっしゃる。
断酒後、ある程度の期間が経てば、飲みたい気持ちは消えるのか、消えないのか、個人個人断酒のやり方も、酒に対するイメージも全く違うので、分からない。
私の場合は、あらゆる種類の酒について、反応は、吐き気である。全ての酒がエタノールのお化けに見える。
酒を見ると、飲み過ぎては苦しんだ、あの辛さが、私の脳裏にすぐにリアルに蘇る。だから、飲みたいなどと言う感情は湧かない。
少なくとも、今の私には、酒を飲みたい気持ちは全く無い。これは、酒を飲まない生活を送るうえで、まことに都合が良い。
だが、厄介なことに、酔いたい気持ちになることがあった。これは、正直な心の吐露として、ブログにも書いたし、断酒の仲間に話したこともある。
酒を飲みたい気持ちが全くないのに、酔いたい気持ちになることがあるって、一体どういうことなのか?
分かる人には分かるだろう。
嫌なことがあった日に、そこから逃れたいがために、酔いたいと言う願望が起こることがまれにあった。
ひとつ報告するならば、この、酔いたい気持ちも、断酒5年を越えて、やっと消え去ったようだ。
以前、同じく断酒が安定している方と話した時、私と同じように、酒を飲みたい気持ちは無いが、酔いたいと思うことがあるとおっしゃる方がいた。また、酒を飲みたい気持ちも、酔いたい気持ちも、全く無いとおっしゃる方もいた。
断酒が安定している人でも、その心情はそれぞれ違うのだろう。更に、同じ人でも、断酒後の期間によっても、その心情は変わって来る。それは、自分の経験で分かる。
飲みたい気持ちを無理に消さなくとも、それを持ったままで、酒を断ち続けている人も、飲みたい気持ちが消えたけれど、酔いたい気持ちが残っている人も、飲みたい気持ちも酔いたい気持ちも綺麗さっぱり消えてしまった人も、皆、酒を断っていることに変わりはない。
もし、飲みたい気持ちを早い段階で消したいならば、私がやったように、酒を徹底的に嫌うのが一番手っ取り早く、効果が早めに現れるのでは、と思う。
酒に対する思いをそのままに、ただ酒を断つだけでは、未練が増して、ただただ辛い断酒になってしまうことだろう。
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