酒を断ちたい気持ちはあるのだが、どうも踏ん切りがつかない。
ご本人にして見ても、どうも歯切れの悪そうな、そんなメッセージを読者の方から頂くことがある。
私の場合は、とっても極端な話だが、酒を断つことを決意した日の前日までは、酒を断とうとは全く考えていなかった。
それなので、酒を断ちたい気持ちがありながら、中々断酒に踏み切れないと言う方とは、断酒のきっかけが違うようだ。
そこで、私は思ったのだが、酒を断ちたい、でも、出来そうもない、と迷いながら飲んでいるのならば、一度断ってみたら如何だろうか?
一度酒を断つからには、もうこれで一生飲めないのだ!との、思い込みが、断酒への踏ん切りを躊躇させているのは間違いない。
断酒などと大げさに考えず、取り敢えず、明日一日だけ飲まないでみたらどうだろうか。
もし、一日出来たら、もう一日続けてみる。
そんなようなやり方もありだと、私は思うけれど、どうだろうか。先ずは断ってみて、それから何度か飲んでしまったとしても、矢張り断っていた日のほうが良いから、飲まないことにしよう、と言うやり方もありではないか。
当たり前の話だが、飲み始める前は酒なんぞ飲んでいなかったわけで、いつからか習慣化してしまった飲酒を、一度やめてみたらどんな感じか、やってみるのもありではないか。
一日だけでも飲まない日を作ってみれば、次の日の朝、前日に酒を飲んだ時との違いを実感できる。
私のように、あることがきっかけで突然、一生の断酒を思い立つようなやり方は、考えようによっては、かなり一発屋的と言うか、一歩間違えば、すぐに挫折してしまうのかも知れない。
それより、飲みつつも、断酒があたまを過る方のほうが、きちんと断酒についての知識や考え方を頭に入れた上で、実行出来るので、いざ始めてみれば、意外とすんなりと生活に取り入れることが可能かもしれない。
断酒しようかな~、どうしようかな~、と、もし迷っているのならば、是非とも、先ず断酒してみてほしい。
飲み続けて来た酒を断ってみると、辛いけれど、飲まないってこんなに朝の目覚めがいいのか!とか、前の晩のことを全部思い出せる!とか、日常生活の中で、何かしら新鮮な体験が待っているはずだ。
断酒しようかどうか迷っている方は、素晴らしい世界への入り口の前で、行ったり来たりしているわけだ。
門番がいるわけでなし、門はいつも開かれていて、どうぞとあなたを招いているのである。
一歩足を踏み入れてみれば、酒を飲まない世界の素晴らしさが良く分かる。
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