MOTTAINAI!(もったいない!)
2004年にノーベル平和賞を受賞した、ケニアのワンガリ・マータイさんで、有名になった、言葉。
語源は、もちろん、日本語の、もったいないである。
私はこれを酒に応用したい。
問題飲酒をしている飲んだくれは、一体どれだけのカネと時間と労力を酒に使っているのだろうか。
自分が酒を断ち、飲酒の当事者ではなくなり、岡目八目とでも言おうか、飲酒の無駄がとても良く分かるようになった。
当たり前のように飲んだくれている頃は、酒を飲まないことのほうが、人生もったいないと本気で考えていたのが、今となっては滑稽である。
酒飲んで酔っ払って己を失っている状態は、有限で貴重な自分の人生の時間を無駄に浪費しているのである。こんなもったいない時間の使い方あるだろうか。
この時、無駄になったのは時間だけではない。酔うために飲んだ酒は、タダではない。カネを出して買ってこなければ飲めない。と言うわけで、こんなことのために、一所懸命働いて得た貴重なカネを遣ってしまったのだ。
カネの無駄遣いという点では、終電を逃してしまい、宿泊するホテル代や、或いは、タクシー代も、該当する。
飲み過ぎた翌日は、酷い二日酔いの症状に悩まされ、思うように動けない。仕事も捗らない、どころか、仮病で休んでしまったりする。これは、本来の労力が酒に奪われてしまった状態だ。
ああ、何と、MOTTAINAI!
飲み会の空騒ぎ、手の付けられていない料理、泥酔、なんだね、こりゃ。
朝から酒を片手に街をうろつく人、何をしてんの。
酒のことばかり考えているアル中、脳の中は酒ばかり。
何十年も酒に時間とカネと労力を無駄に奉げて来た私は、今、酒を無駄に飲んでいる人々に対して、声を大にして、訴える。
貴重な人生、酒に使うな!MOTTAINAI!
精神が参ってしまった時の、一時しのぎの、緊急避難場所としての酒なら、そんなもの飲まずにやり過ごす方法はいくらでもある。
酒を飲むことが、ただ単に時間とカネと労力だけの無駄遣いならば、まだ救われる。一時的にしろ、不愉快な心境が快感に変わるのだから。
だが、それを求めるあまり、毎日のように大量飲酒をするようになると、その先に待つものは、お決まりのアル中コースだ。
自分だけではなく、家族を巻き込んで、どん底へ向かって、アル中スパイラルは、落ちて行く。
もう一度、言おう。
貴重な人生、酒に使うな!MOTTAINAI!
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