「お酒好きのあなた!肝臓をいたわりましょう!」
私は普段、テレビは見ないが、パソコンは使うので、どうしても、酒がらみのネットの広告は目に飛び込んで来る。
そのものズバリ酒の広告はあまり出てこないけれど、酒がらみの健康食品のそれがやたらと多い。
そして、これが、結構おもしろい。
もちろん、のんべーに向けたものなので、肝臓が疲れてるよ!と、酒飲みを脅して、何やら怪しい(?)肝臓のケア食品を売りつけようとしているわけだ(笑)
その商品の宣伝文句の中に、
「お酒は社会人としての付き合いで、切っても切れないもの」
とか
「ビジネスマンとお酒は切っても切れない関係」
などの、言葉で先ずは、あなたが酒を飲むのは、正当な行為だと持ち上げる。
切っても切れないって?つまり、極めて深い関係にあるってことだね。
これほど嘘っぱちのでっち上げ文句もないと思う。
別に社会人になったからって、酒の付き合いが必須なんてことはないし、
ビジネスマンが何故に酒と切っても切れない関係なのか?
そも、酒が生来飲めない体質の人はどうするのか?社会人としてもビジネスマンとしても下戸は失格だとでも言うのか?
こんな風に考えてみれば、酒を飲むことを先ずは前提として、飲むだけ飲ませておいて、肝臓の疲弊を待って、追加で何かを売りつける魂胆が良く分かるだろう。
つまりは、こう言うことだ。
飲んだくれは、カネを沢山使って酒を大量に飲んで肝臓が疲れる。それを癒すのに、今度は、肝臓にとても良いと言う健康食品を買って、飲んだり食べたりする。
それが肝臓に効くのかどうかは、厳密には分からない。プラシーボ効果で効いたような気がするだけなのかもしれない。
まあ、怪しい健康食品は、酒ほどには人体に害が無いことだけは確かかもしれないけれど。
健康食品を売りたい側に、身もふたもない表現を浴びせるならば・・・
あのね、肝臓が疲れてるなら、断酒すればいいだけだよ!
酒飲みの肝臓は大量のアルコールの解毒で疲れている。それなのに、アルコールの流入はそのままにして、肝臓に良いと言われる○○エキスだの、○○の抽出液だの、何とかのサプリだのを飲んで、効果があるわけがない。
肝臓の疲労の原因物質アルコールの流入を遮断すること。切っても切れないのではなくて、切ろうとしていないだけなのだから。
私たちは、飲酒礼賛社会の《酒の嘘っぱち情報》などに惑わされず、しっかりと酒害を学んで、地に足の着いた、酒から離れた生活、酒を飲まない生活を送ろう。
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