今日は、あるメディアの取材を受けて、素敵な女性記者の方と、お話をさせて頂いた。
(どんなメディアのどんな記事かは、後々、お知らせする予定。)
アルコール依存症の取材を色んな方にされているそうで、私への取材と言うより寧ろ、私が、記者の方から色々と学ばせてもらい、とても楽しいひと時だった。
会話の中で「えっ!?」と思わず私が唸り、忘れないようにとすぐにメモしたのが、ミイラ取りがミイラになった実話だった。
ミイラ取りがミイラって??何の話??
断酒仲間同士は、和気あいあいと楽しく日々の酒なしの生活をしている。けれども、ある日その仲間の誰かがスリップしたときに、どう接したら良いのだろうか?と、仲間同士の距離感の話をしている時に、そう言えば、と、話して下さった。
取材の中で、記者の方が聞いた話だそうだ。
ある自助の会で、お互いに断酒に励み、頑張っている仲間(Aさん、Bさん)がいた。
ある日を境に、自助の会の場にBさんが来なくなった。
仲間の話を総合すると、どうもBさんはスリップして、毎日大酒を飲んでいるらしい。
AさんはとてもBさんを心配して、何とかBさんに対して酒を断つように説得して、自助の会にも復帰させようと思い立った。
Aさんは、Bさん宅を訪問した。
と、ここまでは、とても他人を思い遣るAさん。いい人なんだな~、とほのぼのとするのだが、Bさん宅で、ミイラ取りがミイラになってしまったそうだ。
Aさんは、人の言うことに耳を貸そうとしないBさんを説得するうちに、何がきっかけとなったのか、いつの間にかBさんと酒を飲んでしまっている自分に気付いたのだそうだ。
記者の方は、その話をしてくれた人が、どんなに相手のことが心配でも、程よい距離感を保つことが肝要で、深追いすることは決して良いことではないと、真顔で語っていたとおっしゃった。
断酒がいくら長続きしていても、アルコール依存症であることに違いないわけだから、いくら自分が断酒に自信があっても、何がきっかけで飲んでしまうか分からない、と言うことかな。
そう言えば、大阪のオフ会の時に、小判鮫さんから、断酒会では、例会に来なくなった人を訪問して、説得し、飲酒をやめさせて、また例会に来るように励ます猛者の人がいる、みたいな話を聞いた。
どうするのが良いのか、私には皆目分からないので、何とも言えない。
このようなこともあったと言う、貴重な話を聞いたので、読んで下さる方と共有しようと思って、まとめてみた次第。
皆様はどう思われるだろうか。ご意見をお待ちしている。
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