断酒してからの日々、ブログを書くことによってアル中(アルコール依存症)の研究を日々して来た。
今でも、ネットや書籍からアル中の情報を集めている。
今日、初心に返って、アルコール依存症に関して書いてあるサイトをいくつも見ていたら、どこもかしこも、間違ったことを書いていることに気付いて、唖然とした。
書いてあることが、丸で「講釈師見て来たような嘘をつき」なのである。
一体どんな内容に関して、私がそれを感じたのか?
それは、酒造メーカーのサイトにも、アルコール依存症関連の団体や組織のサイトにも、「アル中にならないための飲み方」に関しての記述があることだ。
例えば、こんな感じ。
・酒浸りの生活は絶対に避けなければなりません。週に2日は休肝日を取りましょう。お酒を飲まない日を作りましょう。それと、精神的な辛さを、お酒で紛らわすのは良くありません。
・依存症にならないためには、次のことが肝要です。それは、「習慣飲酒」にならないように心掛け、常に「機会飲酒」に留めるようにすることです。
・飲む日より飲まない日を増やしましょう。どうしても晩酌をしたい時には、厚生労働省「健康日本21」の指標(節度ある適度な飲酒=1日純アルコール20グラム以内)を守りましょう。
私は、これを読んで、強烈な違和感を感じた。
\(*`∧´)/ちぃがぁーうだろぉっ!ちがうだろぉ!
違う!そうではない!
何を言いたいのかと言うと、アル中にならない万人向けの飲み方など無いと言うこと。アル中になる飲み方があるのでも無いと言うこと。
私がこれまでに学んで来たアルコール依存症のこと、これまで会った多くの断酒仲間の話、そして自らの飲酒経験、これらを総合してはっきりと言えること。
それは、アル中になるのは、飲み方の問題ではなく、アル中になる素質を持った人が、飲酒することによって、成るべくして成っているのである。
極論すれば、アル中になる人は、生まれつきだと考えたほうがすっきりするし、断酒もやりやすいと思う。
上に述べた、アル中にならないための飲み方が出来ている人は、特段に心掛けなくても、そのような飲み方に留まっているのである。
アル中になってしまう人は、飲み出したら止まらない。ブレーキが壊れている?いやいやその前に、そもそもブレーキが付いていないのだ。
断酒してから1年以内くらいに、多くの人がハマる罠は、
「ひょっとしたらアル中が治ったんじゃないか?」
である。
元々付いていなかったブレーキが、ある期間断酒したことによって、装備された?そんなことがあるわけがない!
アル中は、死ぬまでアル中なのだ。
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