当たり前に飲んでいる酒が、各種の病気の引き金になること。
断酒初年度は、調べては書き、また調べては書き、自分が酒をやめ続けるために、アルコールが如何に自分の身体に害を成すか暴いた。
酒と口中の関係で考えた時、先ず気になるのは、虫歯だろうか。
これは、既に調べてあって、記事にしている。今読み返しても、中々の内容である。これを読むだけでも、だらだらと酒を飲むのが如何に歯に良くないか分かる。
今日書くのは、あまり聞いたことのない《歯肉癌》だ。
たまたまyoutubeのお勧めのところに出ていたので、何気なく視聴してみたら・・・結構衝撃的な内容だった。
普段私が見ない、テレビ番組で特集されていたものを、どなたかがUPしていたものだった。内容はざっと次のようなもの。
トラック運転手のAさん(男性・50代)は、酒とタバコが大好き、何十年も飲酒と喫煙を続けている。
ある日、歯ぐきからの出血に気付くが、歯周炎(歯槽膿漏)だろうと軽く考えて、放っておいた。
だが、出血の他に、歯ぐきの腫れ→奥歯がぐらつきシクシク痛む→脈打つような奥歯の痛み→唇の感覚が無くなる→激痛が走り口が開かない、と、どんどん悪くなって行く。
医者へ行くと、歯肉癌と診断されて、処置は、下顎右半分切除という、大掛かりな手術となった。
歯肉がんになる人は、年間2000人以上で、50代男性に多く、30年前に比べて3倍に増えているそうだ。
酒とタバコと両方とも毎日身体に入れている人は、そうでない人に比べ、歯肉癌になる確率は、2.5倍とのこと。
この番組に出ていたAさんは、タバコは一日二箱、酒は毎日3合以上飲む生活を、25年以上続けていたそうだ。
どんな原因で歯肉癌が発症したか、解説されていたので、書いておく。
①タバコのタールやニコチンが血行を悪くし、歯肉の粘膜を刺激
②酒のアルコールも直接粘膜を刺激
③この刺激が長年続くことにより、歯肉の細胞の遺伝子が突然変異し、癌化
④出血は癌細胞が成長するために作り出した新たな血管からのもの
⑤歯ぐきの腫れは、癌細胞が増殖して大きくなったから
禁煙した人は、
「タバコは吸ってなくて、酒だけだから、いいや」
なんて、考えてしまうかもしれない。
いやいや、酒だけでも十分に危険因子のアルコールをたっぷり含んでいるのだ。何しろ、酒の主成分アルコールは、人体にとってはオールマイティな毒物である。
酒とは、飲めば一時浮世の辛さから解放してくれて、頭の中をお花畑にしてくれる、まことに手軽な麻薬的飲み物ではある。
アルコールなる薬物がそうさせているのだ。当たり前の薬効に過ぎない。その副作用にこそ注目し、断酒の糧にしよう。
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