このブログを書き始めた頃、懺悔として書いた記事「泥酔おやじの虎刈り事件」。
読み返してみて、つくづく思うのは、酔っ払いとは、世にも恐ろしい存在であること。
自分がしでかしたことなのに、無性に腹が立つ。
この頃中学生だった息子も、今や大学生となった。法的に、酒を飲んでも良い年齢でもある。(しかし彼は、私の教育の前に、かみさんの体質を受け継ぎ、飲めないので、飲まない。)
私が、先日ニュースで見た統計値、最近の20代の若者の飲酒率が劇的に下がったことについて、今日話していたら・・・
「それ、本当なのかな?少なくとも、オレの周囲では、全くそんなこと感じないけど!」
「え!ほんとに?」と私。
「酒飲むやつ、すんげーいるよ。ってか、飲まない人は、オレくらいなんじゃないかな。」
おやじと兄の話を耳にして、高校生の娘も、会話に参戦して来た。
「中学生の頃の同級生のインスタとか見てるとね、わーい!イッキイッキ!なんて、酒飲んで盛り上がってる子が結構いるよ。」
「えぇ!酒飲んでいいトシじゃないやろ?未成年じゃん!?」と、またまた驚いた私。
(@_@;)これらの話を聞いて、元飲んだくれのおやじ・のみすけは、度肝を抜かれた。あの統計値が示していた、若者の酒離れは、実態にそぐわないのだろうか?
息子に、同年齢の連中は一体、酒を好きで飲んでいるのか、それとも付き合いで飲んでいるのか聞いてみた。どうも最初は、格好付けて酒を飲み、喫煙している者がとても多いが、それが習慣化しているとのことだ。
しかも、大学の教授たちは、飲酒には鷹揚と言うか、寧ろ飲酒を礼賛しているそうで。
ん~~~・・・
私としては、飲酒に関しては、大人になってからの《常識ある飲み方》ではなくて、《最初から飲まないこと》を、子供の頃から諄々と教え諭す必要があると考えている。
危険な道を歩くことに例えると分かり易い。
危険な道の歩き方を教えるのではなくて、最初から危険な道を歩かないことを教える。
地雷が埋まっている道、車がビュンビュン飛ばして来る道、猛獣が襲って来る道、崖崩れが頻繁に起きる道・・・
予め危険と分かっている道をわざわざ歩いて、命を縮めることはない。
如何に地雷を避けて歩くか、車にぶつけられないように歩くか、猛獣に襲われたらどう対処するか、崖崩れをどう避けるか、こんなことをいちいち子供に教えるのではなくて(教えられないけど!)、ひと言、
「そんな道を最初から歩くな!」
で良い。
飲酒も全く同じこと。
「酒には適量というものがある。度を越して飲むと、悪酔いして、とんでもないことになる。だから、酒はほろ酔い程度にしておけよ!」
と、教えたところで、それを守るのは至難の業である。
そもそも、自分に全く出来なかったことを、自分の子に教え諭すこと自体、ナンセンスなのだが(笑)
そうではなくて、自分の飲んだくれ時代の酔態や、失敗談などを示しつつ、
「酒は飲むと危険だ。人間を破壊する飲み物だ。最初から飲んではいけない!」
と、自分の子には、人生の最初から酒を忌避することを私は教えている。
因みに、最近、娘は学校で、アルコールのパッチテストを受けたところ、兄とは違い、全く肌の色に変化が無かったそうだ。父親(私)の体質が遺伝したようだ。
女の子が酒飲んで酔っ払ったら・・・と心配する私に気付いたのか、飲酒について頼もしいひと言を聞かせてくれた。
「私、飲めるけど飲まない大人になるよ。ちょっと格好いいよね!」
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