昨日の昼過ぎのこと、家の近所で、驚くべき光景に出会った。
それは、年の頃、50歳くらいの小綺麗なおっさんだった。私より若いな。
通りの脇に突っ立ち、左手に缶ビール、右手に何か(カレーパン??)持って、もぐもぐしては、ごくごくしている・・・のだが、左手も右手も小刻みに震えているのだ。
あ、これは完全にアル中で、しかも、もう既にかなりヤバイ状態ではないか。
たまに私の前に、どこからともなく、飲んだくれを継続していたらお前もこうなったのだぞ!と、警告するような反面教師が出現する。
酒を断って本当に良かったと、心から思う瞬間でもある。
このように、断酒生活の良い点にフォーカスして、ますます断酒を推し進めるのは、とても効果的だ。
でも、酒の毒性を置き去りにしたままでは、ダメだ。昨日書いた記事と被るけれど、酒の人体への悪影響については、書かずにはいられない。
あなたや私は、酒をコントロールして飲めなくなったから、適量でやめられないから、アルコールに対して無力だから、酒で問題を起こしたから、断酒しているのだろうか。
直接のきっかけは、その何れかだったかもしれない。だが、本当のところは、そうではない。
あなたや私にとって、酒は毒なので断酒するのだ!即ち、断酒とは毒断ちである。アルコールという毒を断つことこそ、断酒の目的である。
(ややこしいので、手段と目的について補足しておく。毒断ちが断酒の目的であるが、断酒は人生の目的ではない。人生に於いての断酒は、より良く生きるための手段に過ぎない。)
毎日身体に流し込んでいた液体の毒・アルコール。思い起こせば、飲むほどに止まらなくなり、ついつい度を越して飲んでしまい、翌日には酷い二日酔いの症状に悩まされたものだった。
一瞬の快楽も、長引く不快感も、全てひっくるめて、アルコールの毒性の成せる業であったわけだ。
好きで酒を飲み続けている人は、そのまま死ぬまで飲めば良い。何も言うことはない。他人に迷惑を掛けずに、どうか飲んだくれて一生を終わってほしい。
だが、自分の飲酒に問題を感じた人、酒を断たなければならないと思った人は、それこそ、毒断ちの千載一遇の好機なのである。逃してはならない。
酒を飲むことは、毒を飲むことなのだ。アルコールによって、確実に身体は蝕まれる。脳はその機能を著しく損なう。それを証拠に、毎日のように飲酒運転事故の報道がされているではないか。
酒を断つことに不安を感じ、なかなか断酒に踏み切れない人がいると聞く。
そういう人に言いたい。何故、毒を後生大事に毎日飲み続ける方を選ぶのか。何故すぐに毒断ちをしないのか。
断酒こそ、最も効果的な、人生のデトックスである。
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