ここのところ、どういうわけか、断酒の反面教師が私の目の前に現れる頻度が増している。
今朝は、こんな感じだった。
某駅の階段を降りていたら、階段の上り口から少し離れたところで、こちらに尻を向け、昨夜の毒を吐いているサラリーマン😵後片付けもしないで、蒼い顔してそそくさと改札へと歩いて行った。階段を降りる人の目線の先に、その吐瀉物はあり、迷惑千万だ😠でも夕方には忘れてまた飲むやろね、バカやもん。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2018年11月6日
このことを、夕食前にかみさんと話した。
のみすけ:「頭に来ちゃうのはさ、後片付けもしないで、立ち去ったことだよ!」
かみさん:「ふ~ん。ところで、あなたは、自分のを後片付けしたことあるの?」
のみすけ:(うっ!)
あぁ~。ついつい義憤に駆られて、叫んでしまったが、過去の飲んだくれ時代に自分もしていたことを、うっかり忘れていた!
そう、私の飲んだくれ時代、今朝のサラリーマン氏のようなことを何度もしたが、一度だって後片付けや清掃などしたことがないのだ。
まったく、本当に、私の酔っぱらいの飲んだくれ時代を思い返してみれば、どうしようもなくろくでもない存在であった!
日曜日に見たアル中や、今朝見た二日酔いの酔っぱらいなど、断酒している身にとっての格好の反面教師が現れて、警告をしてくれているわけだ。
が、かみさんと話していて気付いたのは、一番の反面教師は、自分の中にいる。それは、過去の飲んだくれ時代の自分である。
数年酒を断っていると、ついついその辺にいる酔っぱらいが気になり、
「やだやだ!あんな酒飲みは!自分は断酒して良かったな~」
と、過去の自分を忘れて、自分以外の酔っ払いに目くじらを立てることが多くなる。
何をエラそうに!?高々5年数か月酒を断っているだけではないか。6年前の今ごろ、自分は、飲んだくれ、道路にゲロを吐いて、そのまま立ち去っていたではないか!
考えてみると、断酒が板に付いて、飲まない生活が当たり前になっても、永遠に飲まないアル中であるからには、常に断酒の反面教師が心に同居していることを自覚しておかないといけない。
ひと口でもこいつに酒を与えると、たちまちにして断酒erの自分はどこかへ退場し、飲んだくれの自分が復活してしまうのだから。
そんなわけで、今日は初心に返り、初年度の辛かった頃のブログを読み返してみた。
そこには、初心者マークを付けて、おどおどとそろそろと断酒号を運転している自分がいた。
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