今日は、かみさんと息子と三人で、秩父の東郷神社へ、もみじまつりを見に行って来た。
せっかく来てはみたものの、今年は、11月下旬と言うのに、暖かく、紅葉も今一つのような気がした。
ここへ来たのは、実に、5年振りである。5年前と言えば、私が断酒を開始した年だ。今年よりもっと寒く、イベントの音楽演奏を聴きながら、震えていた記憶がある。
5年前の記事がこれ。
読み返して、とても懐かしさを覚えた。
この5年前の記事の中でこんなことを書いている。
「飲みたい気持ちは一生無くならないんだ。アルコール依存に治癒は無い。そうか。ある日を境に、飲まない人にへーんしーん!てのを考えていたのだが、これ、有り得ないことなんだ。」
実は、5年前のこの日、もみじまつりの行われている神社のあちこちで、露店が出ており、酒も当然のように売られていた。
そして、かみさんと歩きながら、平気な顔を装いつつも、実は、飲みたい気持ちが湧いて来て、困ったのだった。
特に、日が陰って、どんどん寒さが増して来たころ、日本酒を飲みたいと思った。神社の境内を歩きながら、当時のそんな記憶が鮮明に蘇って来て、驚いた。
この日のブログには、そんなことは、おくびにも出していない。正直な話、やせ我慢のブログだった。5年後の私が、5年前の私の心境を暴露してしまった・・・
あれから5年経って、飲みたい気持ちが一生なくならない、と言うのは、ウソであったと、はっきりと言える。現に今、飲みたい気持ちなどない。今日、酒も売られていたけれど、全く私の心は反応しなかった。
5年前の今ごろは、断酒開始から8か月くらいだった。そして、平気な日は何ともなかったが、飲みたい日は、かなり強い飲酒欲求に襲われた。飲酒欲求の有無・大小は、日によって不安定であったことは確かで、この日のブログにもそう書いてある。
断酒後の日々を、ブログによって毎日記録して来たことにより、自分の断酒への取り組みが、時系列で分かるのは、なかなか便利だ。
5年前の今ごろ、まだまだ酒を飲みたかった。断酒していても、飲酒欲求に悩まされるのが辛かった。何冊ものアルコール依存症関連の本を読んで、飲酒欲求とは一生付き合わなければならないものだと言うことを学び、仕方ないと思っていた。
それが、あれから5年後、一生付きまとわれるはずだった飲酒欲求からは、見事に解放されて、酒からは自由の身になった!
タイムマシンがあったら、5年前へタイムトリップして、当時の自分へ、
「大丈夫だよ!そのまま、断酒を続ければ、飲酒欲求が無くなる日が来るから!」
と、教えてやりたい。
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