今日はかみさんと、近隣の大学の市民講座に出て学んで来た。
昨日も夫婦で、今日も夫婦で・・・なんだか酒を断ってから、休日は、飲まない仙人のかみさんと一緒に行動することが多くなったようだ。
飲んだくれ時代と比べると、休日の過ごし方が格段に良い方向へ変わって来ている。休みの日の前に酒を飲み過ぎて、休日の朝から動けないことが多かったのは、昔のこと。今は、平日も休日も、朝から快調なのだ。
さて、今日学んだ中のひとつに、糖尿病について、治療薬の側面から、ベテラン薬剤師の先生からの講義があった。
糖尿病とアルコールに関しては、過去に書いている。
今日の薬剤師の先生の話の中で、なるほど!と心に響いた言葉は、
「糖尿病は、血糖値のコントロールが出来ていれば、決してコワイ病気ではありません。」
である。
これ、アルコール依存症にも、そのまま当てはまる。
「アルコール依存症は、断酒のコントロールさえ出来ていれば、決してコワイ病気ではありません。」
肝心なのは、コントロールである。糖尿病の場合、血糖値が正常の範囲に収まるように、インシュリンをきちんと打つことで、血糖値をコントロール出来る。
アルコール依存症の場合は、薬を打って、断酒をコントロールすることは出来ない。断酒をコントロールする、つまり、飲酒欲求に抗って、酒を飲まないでいるように自分の心をコントロールするのは、自分なのだ。
断酒コントロールとは、断酒を継続するために、自分の酒に対する心をコントロールすることだ。
飲みたくてたまらない気持ちを抑えたり、一定期間断酒が出来た頃にふと襲われる、治ったのではないか?を、そうではない!そんなことはない!と追いやったり、誘われた飲み会を、きっぱりと断ったり。これら全てが、断酒コントロールである。
糖尿病と比較しても、同じ病の範疇の中で、アルコール依存症とはなんと単純な病であることか。
病の原因である酒(アルコール)を、飲みさえしなければ、アルコール依存症特有の症状は抑え続けることが出来るのだ。
自分がアルコール依存症であることを自覚している人は、一病息災の一病が、アルコール依存症であることに感謝するくらいの気持ちで良い。
原因と治療方法と治療効果が、これほどはっきりしている病は他にはないのではないか。
原因 ⇒ 《酒》
治療方法 ⇒《断酒》
治療効果 ⇒ 《断酒している限り健常者と同じ生活が出来る》
断酒ではなくて、飲む量を調節する飲酒コントロールは、かなり難しいと言うか、それが出来ないから断酒したわけだ。飲酒コントロールではなくて、断酒コントロールをマスターしたいものだ。
断酒していて酒を飲みたくなったら、アルコール依存症とは何ぞや?と、自問自答してみると良い。
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