《歯》が長持ちする。
これは、最近、身に染みて感じた断酒の良さだ。
先週の金曜日、かなり久しぶりに、歯医者へ足を運んだ。
医者嫌いの私は、風邪ぐらいでは医者へ行かない。医者へ行くのは、持病の慢性中耳炎が再発した時か、歯が痛むか、詰め物が取れた時くらい。
ふと思い立って歯医者を予約したのは、歯にトラブルを生じたからではなくて、少なくとも1年以上は歯医者へ行っておらず、自分の歯は大丈夫だろうかと不安になったからである。
これまで、歯の点検の目的だけで歯医者へ行ったことは一度も無かったので、私にしてはとても珍しいことだった。
因みに私の歯は、歯並びも悪く、奥歯は全て治療済で、口を開くと、補填物の金属がキラキラ状態だ。
さて、20年前からずっと通っている歯科医院。今の住居に引っ越す前の居住地にあるので、少々遠い。
受付の人と私の会話。
「あのぉ・・・私、こちらに最後に来たのはいつでしたかね?」
「ちょっとお待ちくださいね~」
「はい!」
「えぇっと、3年まえの今頃になりますね」
え!ええ!3年前!!
3年間も歯医者に来なかったのは、小学生の頃、虫歯で歯医者に通うようになってから、初めてのことだと思う。
長かった飲んだくれ時代、シクシク歯が痛んだり、焼き鳥やらスルメやら食べている時に、詰め物が取れたりして、歯医者へは年に何回か通っていた。
大体、泥酔してそのまま寝てしまうことが多く、歯をきちんと磨かないし、酔っ払っている時には、アルコールの麻酔効果で、歯の痛みも感じない。
昔のことを思い出して、矢張り、酒は歯に悪かったのだと、実感した。
この記事でも書いたけれど、アルコールは、歯に良くない。
昼間から飲んでいるアル中の人を、駅前や電車の中で見かけることがあるが、大抵は、歯が無かったり、数本しか残っていないようだ。
酒を過剰に飲み続ける生活をしていると、直接的には、口中の環境が悪くなり、虫歯が悪化したり、歯周病が進んだりするのと、間接的には、不規則な生活と、栄養の偏りで、歯にも悪影響があるのだろう。
まあ、しかし、酒は、飲むだけで、噛まないから、アル中は歯無しでも構わないのかな。私は、歯無しは絶対にイヤだ!
断酒してから、食べ物がうまくなり、肉、魚、野菜、何でも良く噛んで味わって食べることに、幸せを感じる。食べ物を、酒のつまみとしてではなく、ごはんのおかずとして食べる。
歯のケアもシラフなので、しっかりと出来る。
あなたも断酒すると、きっと歯が長持ちすることだろう。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)