今日、こんなニュースを見た。
「酔っ払ったからと言って、何で道路なんかで寝るわけ?」
泥酔の経験が無い人や酒を飲まない人は、こんな疑問を抱くことだろう。真冬に、冷たく固く危険なアスファルトの上で、何故横になる?
この件に関しては、私にも経験があるので、その、なぜ?に答えることが出来る。
酒を飲み過ぎて、前後不覚になり、自分の状態が全く把握出来ないのだ。きっとこの男性も、良い気分でふらふらと歩いていたのだろうが、突然力尽きて、所構わず横になってしまったのだろう。
その後の別の報道で、この男性の死亡地点は、何と自宅から直線距離で約250mの所だったと知った。私にも経験があるのだが、泥酔していると、目の前が自宅でも、自分がそこにいることが分からないのだ。
更に泥酔のコワイところは、そこが道路でもトイレでも線路の上でも、ヨッパライにとってはベッドになってしまうのである。恐ろしいことだが、これが現実であり、本当のことなのだ。
ヨッパライは、寒さも暑さも痛みも感じない。アルコールで麻酔が掛かった状態なので、酒が回っている間は、感覚が麻痺している。なので、どこか怪我しても痛くないし、寒くたってアスファルトの上で寝てしまうのだ。
私はこのニュースを見て、
「で結局酒飲んでどうしたいの?」
との疑問を持った。
一体全体、酒を飲むことの目的とは何なのだろう?
複数人での飲み会は、飲みにケーションだの、親睦を深めるためだの、仲間の結束力を高めるためだの、言われているが、要はみんなで薬物入り飲料の酒を飲んで、ラリってるだけ。
ひとりで飲む場合は、何かから逃げる為に、薬物アルコールの力を借りて酔う。
酔った状態が必要なので、酒を飲むのだろうが、その目的が達成された後、速やかに不要になったアルコールを体内から取り去ることは出来ない。
外飲みの場合は、酔った状態を引きずったまま、家路に就く。その間も肝臓がシャカリキに働いて、アルコールを解毒しているわけだが、体内のアルコールを全て分解し無毒化するには、かなりの時間を要する。
ふらふらと酔っぱらったまま家へ向かうことが如何に危険なことか、経験者なら分かるだろう。
泥酔している人間の脳は、動物以下である。アルコールで麻酔が掛かっているので、働いていないのだ。
これらのことをよくよく考えて見るに、はてさて、結局酒を飲んでどうしたいのか分からなくなって来る。
酒を飲むことの意味が全く分からない。
と言いつつ、酒を断つまでの私は30年以上も酒を飲み続けていたわけだが・・・
過去の自分に、お前は結局酒を飲んでどうしたかったの?と聞いてみたが、意味のある答えは返って来なかった。
飲んだくれは、意味も無く深酒をするのだ。だから、で結局酒飲んでどうしたいの?と問われても、答えなどないわけである。
酒を飲むことに意味は無く、飲まないに越したことのないのが酒である。
そんなわけで、最初から酒なんぞ飲まないのが一番!断酒が二番!
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