「薬九層倍」(くすりくそうばい)
今日、電車のドアの上にある液晶テレビの広告で、某サプリメントのメーカーのCMが流れていて、その中で出ていた言葉だ。
コトバンク(デジタル大辞泉)によれば「薬の売価が、原価に比べて非常に高いこと、また、暴利をむさぼることのたとえ。」だそうだ。
これ、薬物アルコールのことやね!と、私はピンと来たのだった。
日本全体はたまた世界中で、酒の売り上げ・利益がどのくらいあるのか知らないが、酒にハマったリピーターたちが買う額は、天文学的な金額になることだろう。
酒は、メーカーが原価いくらで作っているのか知らないが、販売されるときには、酒税が上乗せされ、更にその金額全体に消費税が掛けられて、値段が決まる。
バカげた酔いのために、随分と高いものを買って飲んでいるわけだ。本当にバカバカしい!
尤も、合法的にラリるためには、国が認めている酒しかないわけで、薬九層倍であっても、飲んべーはいそいそと酒を買いに出かけるのだ。
飲み屋の酒は、更に高いわけだが、飲んだくれはそんなことは気にしない。
酒こそ薬九層倍だと感じるのは、酒そのものの値段ばかりではない。酒にまつわる諸々の出費や無駄に過ぎる時間を考えてみると、酒に100使ったとして、それに伴って更に100、場合によっては200、300と出て行く。
メーカーや販売店や国に、利益や税金の形で、暴利をむさぼらていることに気付かず、能天気に酔っ払い、家族に迷惑を掛け、他人を傷つけ、自分は緩慢な自殺を図っている、飲んだくれ。
酒が毒であることがバレるとヤバいので、この真実はひた隠しにされ、決して明るみには出ないことになっている。誰もこのことについて声を上げないので、私がブログで非力ながらも、吠えている。
薬九層倍の酒なんぞ、飲んではならない。大体にして、碌なことがない。酒をたらふく飲んで幸せになった人を、私は知らない。酒をたらふく飲んで、不幸になった人なら、世の中に五万といる。
タレントがうまそうに飲んでいる酒のCMやポスター。視覚に訴えられると、人は容易く信じてしまう。あ~、酒って、おしゃれでうまい飲み物なんだな。飲むと、あんな素敵な笑顔になれるんだな。
酒を断った人には、真っ赤なウソであることが分かり、自分が騙されていたことに地団駄踏むわけだが・・・
何れにしろ、酒こそ薬九層倍であることは間違いない。
酒を断つと、随分とカネが残り、時間が有効に使えることで、それが証明される。
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