「断酒から離れる事が真の断酒の成功
なのかもしれませんね」
ある断酒仲間の方のブログに書かれていた言葉だ。
やめるのでもなく、中断するのでもなく、卒業するのでもない。
離れる。
私の心の中で、ここ1~2年ずっとわだかまっていて、中々解くことが出来なかった疑問。自分はさて、断酒しているのか、ただ生活の中で酒を飲まない人に過ぎないのか?
《離れる》が、これに対する有力な答えのひとつかもしれない。
離れるとは、辞書によれば、
「くっついていた状態が終わって、分かれる。」
「距離が開く。間隔があく。」
こんな感じだ。
酒を断つ生活が板に付くまでは、断酒にくっついた状態でいなければならないが、安定してきたら、断酒から離れたほうが自然なのかな。
つまり、くっついていた状態が終わって、分かれる。
こんなことを書くと、一部の自助の会の信者の方から、反対の意見がきっと湧き起こることだろう。
断酒を続けるためには、日々断酒を忘れてはならない。そのために、酒で苦しんで、今はやめている仲間たちと定期的に集って、酒害を共有するのだ、と。
いつも書いていることだけれど、酒飲みが100人いたら、その飲み方も100通りであって、その100人が酒を断つとして、その断ち方も100通りのはずなのだ。
だから、断酒のやり方や考え方に正解などなくて、敢えて言うなら、酒を飲まない生活が続いているなら、それが大正解なのだ。
私もそろそろ、断酒から 離れる時期が来ているのかもしれない。そんなような気持ちがふわふわと心に漂っている今日この頃である。
あと一か月半と少しで、断酒も満6年を迎え、7年目に突入する。
その辺りで、今まで一所懸命にやって来た、断酒の啓蒙活動についても考え直してみようかと思っている。
断酒はもういいかなぁ~
こんなことを書くと、最近断酒を始めたばかりの人には、えぇ!本当に!?と驚かれてしまうかもしれない。
私も、断酒をスタートしてから最初の1年間は、かなり辛く、酒が頭に浮かばない日は無かったから。
それが、1年を過ぎて、断酒生活が板に付いて来ると、この酒なし生活の快適さを独り占めしているよりも、もっと多くの人に知ってもらいたいと思うようになった。
当初1年間は、自分の断酒継続のためにだけ書いていたブログだが、もっと多くの断酒仲間と酒なし生活を謳歌するために、更に書き継いで来た。
断酒とはおもしろいもので、1年、2年、3年と経つうちに、酒への思いが枯れて来る。さらに4年、5年、6年と経つと、何と言うのか、言葉で表すと《昇華》だろうか、一気に離れるような感覚。
まだまだ、断酒については書きたいことがあるので、当面ブログをやめることはないと思うが、断酒から離れる時期が近づいていることは確かなようだ。
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