夕方、ふと見たニュースに、目が引き寄せられた。
70代のヨッパライジジーがやらかした事件だが、その時間に現場近くに、たまたま私もいたので。
偶然にしては、何というか、天の教えなのだろうか、都内ではなく、初めて訪れた名古屋城で起きたことなので、驚いたのだ。
名古屋の断酒仲間ののら猫たんとちえさんにこのニュースを教えたら、のら猫たんは、
「名古屋の恥ですね!」
と。
ちえさんからは、こんな恐ろしい話を教わった。
「ずいぶん前に名古屋の鶴舞公園と言うお花見の名所で酔っ払いが桜の木を折ったんです。それを注意した人がその酔っ払いにビール瓶で殴られて死にました。お酒は人を殺人鬼にします。」
ひとたび酒(アルコール)が身体を駆け巡り、その人から理性を奪うと、もはやアルコールが好き放題に、侵入先の脳を操る。
アルコールは天使を装った悪魔である。
苦しいとき、辛いとき、淋しいとき、怒髪天を衝くとき、落ち込んだとき・・・様々にネガティブな感情のときに、アルコールが優しい天使のように見える。
飲めばたちまちにして、抱えている問題が宙に浮き、どこかへ飛び去る(ような感じがする)。そして、気分が良くなってくる。これが、アルコールの凄いところだ。
アルコールに操られた人間は、自分が何をしているのかの自覚は全くない。していることの善悪すらも、分からない。
上記の桜の木の話だと、枝を折って注意された酔っ払いは、その時点で既にアルコール悪魔に支配されていた。なので、注意して来た人をビール瓶で殴るなどと言う暴挙に出たわけだ。
こんな恐ろしい薬物アルコールの、濃度を高めたストロングなる飲料が、コスパが良いと言う理由で、アル中にもてはやされている。
ストロング!!
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2019年3月12日
『アル中の トレンドは今 ストロング ワンカップなの? 古いぞ君は』
『飲むならば コスパ最高 ストロング 安いゴクゴク すぐに酔えるぞ』
『ひと缶で 適量2倍 アルコール これはお得だ! ストロング飲も!』
『ストロング もう病みつきの オレの酒 これさえあれば 他はいらない』
私も、断酒前はこのアルコール悪魔に操られていた。今思えば、毎晩恐ろしいものを飲んでいたわけだ。
無色透明の液体アルコール悪魔は、様々な種類の酒に化けて、店の陳列棚で買われるのを待っている。
今宵は誰がこのアルコール悪魔に操られるのだろうか。
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