花見の時期になると、必ず現れる、急性アルコール中毒患者。
早くも、こんなニュースが・・・
花見で泥酔、大学生10人救急搬送 TBS NEWS https://t.co/pPq6SUjjKD
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2019年3月27日
「何をやっているんだ!大学生たち!酒の飲み方も知らないくせに!」
なんてことは、言えない。
若者は経験値として酒がどんなものか知らないのだ。つまり、酒の危険性を全く知らずに、気軽に飲んで、急性アルコール中毒になったりする。
だが、酒のことは、若者だから知らないのではない。私など、30年以上も酒を飲み続けたのに、酒のことは全く知らないに等しかった。
私のそれまで生きて来た人生の中で、誰も酒の正体を教えてはくれなかった。断酒して、アルコール依存症やアルコールの毒性などを自分で学んで初めて、酒の正体を知って、愕然としたものだ。
若者は酒を知らないのは当たり前だが、大人だって酒を知らない。そもそも酒とは何か、酒の正体とは何かが巧妙に隠されているのだ。
酒は、何となく良いもの、大人になったら飲めるようになるもの、付き合いで飲まなければいけないもの、と言ったように、曖昧な位置づけとなっている。
酒の正体は化学物質アルコールであり、その毒性は命に関わるものであることを、本当は学校で教えなければならないのに、そのような教育は無いようだ。
昨日引用した記事の中の、
『「急性アルコール中毒」は、自分自身が気をつけていれば防ぐことができる症状です。』
との記述は、間違っていると書いた。
これは、大人にも言えるが、冒頭に紹介した、大学生たちにとっては、もっと言えることではないだろうか。20歳になって、初めて酒を飲む人も含まれていたことと思う。
これまで飲んだことがない酒なる飲料を、どれだけどんな風に飲んだら危険かなどと、知っているわけがないのだ。飲んでいる内に何だか気分が良くなって、どんどん飲んでしまったのかもしれない。
我が家では、子供たちは、飲んだくれていた父親を見て、酒に酔うと人間的におかしくなることと、その後断酒した父親から、口を酸っぱくして酒の毒性を教え込まれているので、酒の正体を知っている。
世の多くの若者たちに、何とか酒の正体を知ってもらい、飲酒のバカバカしさと危険性を理解してほしいものだ。
若くして、酒なんぞに命を奪われてしまわないように、心から願う。
若者は酒を知らないが、大人だって酒を知らない。
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