今日の夕方、なぜか無性に銭湯に行きたくなった。
かみさんに、
「おれ、ちょっと銭湯行って来るよ!」
と、一声かけて、かなり久しぶりの銭湯へ。
何年ぶりの銭湯だろうか。子供が小さい頃、よく連れて行っては、大きな風呂で遊ばせたりしていたが、それ以来なので、10年振りくらいか。
私の若い頃、ちょうど今の時期、上京して来て、数年は風呂無しのアパートに住んでいたので、銭湯は日常だったのだが。
何しろ、銭湯は、懐かしい。大きな湯船に浸かって目を閉じると、過去の色んな思い出が次々と浮かんで来た。
四半世紀も前の話だが、渋谷にまだ銭湯があった頃、友人としこたま飲んだ後、泥酔状態で、入浴したことを思い出した。若かったから、大丈夫だったのだろうが、今なら、死んでしまうだろう。
ちょっと調べたら、素面でも、風呂でうとうとするのは、死につながるのだそうだ。
ナント、知らなかったのだが、風呂で湯に浸かり気持ちよくなって、うとうとするのは、眠気ではなくて、失神寸前の状態なのだと。
えぇ~~~!!全然知らなかったぞ~!!
私は、断酒後も、何度も風呂で失神寸前だったのだ。
何でも、水圧で心臓が押されるのと、皮膚の血管が広がるのとの、相乗効果で血圧が下がり、頭に血液が行かなくなると言うことだ。それで、失神してしまったら、そのまま溺死する。
さて、更にこの時酔っていたらならどうだろうか。
飲酒すると、血圧が一時的に下がる。アルコールが肝臓で分解されて出来る、アセトアルデヒドによって、血管が拡張し、血圧が下がるのだそうだ。
これに、先に書いた、風呂の湯に浸かることによる血圧低下がプラスされるのと、酒に酔って眠気が増すことで、更に更に溺死の危険が増すわけだ。
酒をやめた後に、まだまだ、学ぶことがある。
今日も、ブログを書きながら、色んなことを学んだ。
素面でも、風呂で寝たら危険なのだ!
ところで、今日、もうひとつ危険なことがあった。
花冷えの今日、外気温は低く、久しぶりの銭湯で十分に温まって外に出たら、頭から身体からまだ湯気が出ているくらいだった。
ちょっぴり冷たい空気が心地良く、頭にはどういうわけか、あの黄金の液体、そう、ビールが浮かんだ。
あぁ~、ビールをゴクゴク飲みたいな、と思った。
と同時に、おぉ、これは危険だ!と、すぐに頭の中の赤い警告灯がクルクル回りながら点滅した。
酒なんぞ全く不要だと思っているのに、ふとしたことで、まだ浮かぶことがある。
油断ならぬ!
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