みっちゃんからのコメントで、改めて癌などの重篤な病気と、アルコール依存症と、断酒について考えさせられた。
(お問い合わせの、私が過去に書いた顎の癌の手術に関しての記事は、いくつか最後にリンクしておく。)
例えば、飲んだくれが身体の不調で医者へ行き、癌の診断を受けたとする。
ここで、診断後の身の振り方で、大まかに2つのタイプの人に分かれる。
1.酒など飲んでいる場合ではない!先ずは、癌を克服しなければ!と前向きに自分の病と向き合って、自ら断酒する人。
2.医者や家族に言われて渋々酒を断ち、病気の治療に入るものの、酒をやめられず、隠れて飲酒する人。
私は、顎の手術をしてから暫くは、前者(断酒ではなく、禁酒)だったが、喉元過ぎれば熱さ忘れるで、数か月もしない内に、禁酒は終わっていた。
幸いにして、その後5年、更に、今ではその後20年以上経つが、再発・転移などはせず、健康に暮らしている。
ただ、手術後、病理検査の結果が分かった後の恐怖は今でも覚えていて、再発したら、大げさな表現をすれば、顔の半分を取るような大手術になるようなことを言われた。
この時に何故断酒しなかったのか、と今でも思うが、この頃の私には断酒と言う選択肢は無かった。飽くまでも、期間限定の禁酒しか頭に無かった。
さて、先に2タイプに分かれると書いた、2.の方の人だが・・・
このブログで何度か紹介したことがある、私が何年も読んでいた、あるアルコール依存症の人の奥様が書いていたブログがある。
こんなことが書かれていた。
ご主人は、アルコール依存症が重篤化して行き、晩年は、糖尿病やら、肝硬変やら、
食道癌やら、うつ病やら、皮膚癌やらを病んで入退院を繰り返しても、飲酒は止まらず、結局亡くなってしまった。ご主人は私と同世代くらいの方。
この方の場合、自ら断酒するのではなく、周囲から断酒させられていたので、続かなかった。
アルコール依存症は、否認の病とも言われるくらい、本人の自覚が伴わないことが殆どであり、気付いて自ら断酒する人はとても少ない。
自分の断酒経験と、これまでずっと学んで来た病としてのアルコール依存症、出会った断酒仲間たちの話、他に読んだブログや書籍などから言えること。
断酒は、するものであって、させられるものではない。
これは、断酒の継続性にも大いに関係する。誰かに言われて渋々するような断酒は、絶対に続かないが、自ら問題に気付いてする断酒は、例え中断しても、必ずうまく行く。
最後に、私がこれまでに書いて来た、顎の癌の手術について、いくつか過去記事のリンクを。
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