先日、東京の池袋で、暴走老人の起こした殺人事件。
これについては、高齢者は運転免許証を自主返納せよ!とか、一定の年齢に達したら、免許証の更新を厳しくしろとか、その他にも、高齢者がハンドルをなるべく握らないような施策が提案されている。
昨日、被害者の遺族の男性が、亡くなってしまった妻と娘への思いと、犯人の暴走老人への思いを、会見で述べておられた。
もし、私が同じ立場であったなら、と考えた。この方のように、気丈に振る舞えただろうか。私なら、取り乱してしまい、犯人を殺してから後を追うことしか考えなかったのではないだろうか。
一瞬にして愛する妻子を奪われ、これまでの生活が根底から変わってしまうのだ。
今回の事故は、90歳近い高齢のドライバーによるものだが、似たような事故は、飲酒運転でも頻繁に起きている。
会見の中でこの方は、
「少しでも運転に不安がある人は、車を運転しないという選択肢を考えてほしい。」と仰っていた。
高齢になると運転操作が危うくなる。が、自分自身が高齢者であることを認識しない老人がいる。徐々に年老いてゆくので、気付かないのかもしれない。
酒も同じだ。徐々にアルコールにハマってゆくので、自分がアルコール依存だと気付かない。
それでも、極少数ながら、自分の飲酒をヤバイと感ずる人もいる。そう言う人は、飲酒免許自主返納、即ち断酒に入ることが出来る。
4年前に、飲酒免許自主返納について、書いていた。
我が国では、二十歳になれば自動的に飲酒免許が付与される。酒を飲んで良い条件は、ただ年齢だけである。
うちのかみさんのように、こんなもの不要!と、最初から受け取らない人もいるし、もらっても酒が嫌いだからと使わない人もいる。
私のように、飲酒免許をフルに利用して、酒なしでは生きられないようになってしまう人も多い。
人に言われて渋々やめる酒は、自分が納得していないので、長続きはしない。
自分で気付いて積極的にやめる酒は、例え途中でスリップしても、必ずやめ続けることが出来るようになる。
酒とは、麻薬であり、毒である。この、酒の真実を自分のものに出来れば、断酒はやりやすいのだが、中々難しい。
関西弁のCさんのように、他の病気を治すため、とか、ローン支払のため、とか、酒そのものの位置付けはそのままに、飲まない理由を付けたような場合は、飲む理由を探しやすい。
心底酒に愛想を尽かし、飲酒免許を自主返納するのが、一番よろしい。
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