国の方針で、今年のゴールデンウィークは、10連休となっている。
経済効果は○超円だとか、この休みをどう過ごすかとか、改元に向けて「平成最後の○○」だの「令和最初のxx」だのと、実に喧しい。
私は断酒erの立場から、連続飲酒する人が断然増えるのではないかと、懸念している。
健全なる精神を持ち合わせている人は、連休と雖も、飲酒は楽しい行動の中のワンシーンに過ぎないことだろう。
けれども、日頃から飲酒に問題を抱えている人にとっては、この10連休は、酒を飲み続けるのには、絶好の期間になってしまうのではないか。
数日休みが続いて、中に1日か2日出勤日があり、また数日休み、のように、飛び飛びであればまだしも、10日も休みが続くとなれば、腰を据えて飲んだくれることが出来る。
考えて見れば、飲酒ほど手軽なレジャーは他にない。
アルコール入りの飲料(酒)を買って来て、部屋にこもり、グイグイと飲めば、外へ出なくても頭の中にはお花畑が出現するのだ。
どんなに飲んでも、次の日は休み。次の日にどんなに飲んでも、その次の日も休み・・・とこれを10回も繰り返すことが出来てしまう。恐ろしいことである。
酒を断っているからこそ、かつての飲んだくれ時代の自分を想起してしまう。もし、飲み続けの自分であったならば、この連休をどう過ごしていただろうかと。
飲んだくれにとって、外の天気は関係なく、室内に於いて、酒が飲めさえすれば良いのだ。ほんの少し天候が気になるのは、酒が無くなった時に、買い足しに出かけなければならない時ぐらいか。
独り暮らしの飲んだくれにとってみれば、家で酒を飲んでいるのが、実は一番カネがかからずに連休を過ごせる方法になるのかもしれない。
家庭のある飲んだくれにとっては、例えば父親の場合、家族に大迷惑を掛けることになるかもしれない。
奥方や子供たちは、どこかへ連れて行ってもらいたい、或いは一緒に出掛けたい。それなのに、父親は、朝から酒を飲んでいる。ならば、翌日に・・・と期待を懸けても、朝から二日酔いで、父親が寝ている。
酒なんぞ飲まない生活であれば、10日も休みが続くなら、予定を立てて有意義に過ごすことが出来る。
酒が生活の主役となっている人は、きっとこの連休を飲酒にフル活用していることだろう。
もちろん、メーカーにとっても、国にとっても、この連休に大いに酒を飲んでもらいたい所だろうが・・・
あなたはこの10連休、酒なしで、自分の思い通りに送っているだろうか。
(もちろん、休みではなくて、お仕事をされている方も大勢いらっしゃることだろう。)
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