今日もネットで調べ物をしていると、肝臓がらみのネット広告が目に付いた。
ネット広告の中でも、肝臓に関するものには、正直うんざりしている。おためごかしのキャッチコピーが、見たくなくても目に飛び込んで来る。
誘導先の商品は、いわゆる健康食品である。実際のところ、それらが肝臓に良いのかどうか、はっきり言って眉唾物であることは間違いない。
月に一度出席して学んでいる市民大学講座で、薬学の先生が、世に出ているあらゆる健康食品は、バランス良く食事をしている人にとっては、全く必要ないと、おっしゃっていた。
その先生は、もうひとつ、こんなこともおっしゃっていた。
「何かに効くと謳っている健康食品は、それが本当にその何かに効くのなら、医薬品として認可されているはず。トクホでも同じことです。惑わされちゃいけません。」
肝臓に効くと謳っている健康食品のサイトへ誘導されてみると、決して酒をやめろとは書いてない。飲み過ぎは肝臓に負荷がかかるので、適度に飲みつつ、日常的に○○を摂取して、肝臓を労わろう、みたいなことが書かれている。
要は、○○なる商品を、酒飲みに売りつけたいだけなのだ。
日頃なんだかんだと酒を飲み過ぎている飲んだくれは、自分の肝臓がヤバイことを知っているので、そう言った商品には目が無い。
尤もらしく肝臓に効くなどと書かれていれば、すぐに飛び付き、
「そうか、○○を摂れば肝臓にいいのか。これで、酒を飲み続けても安心だな。」
などと、根拠も無く安心してしまう。
そう言う私も、かつては、やれウコンがいいとか、○○がいいとか、酒の前に牛乳を飲んで胃を保護しろとか、まあ、色んなものに飛び付いたものだった。
大体、どんなに高額で高級な健康食品であろうと、それを飲んだり食べたり摂取したところで、大酒を飲んでしまえば、全く何の役にも立たない。
さて、そろそろ今日の結論だが、真に肝臓に効くものは、ズバリ《断酒》である!
大体、酒を飲みながら、肝臓に効くものを摂る行為は、車で例えるなら、アクセルを踏みながら同時にブレーキを踏んでいるのと同じである。身体に良いわけがない。
肝臓を傷めつける元凶の、アルコールを身体に入れないことが、一番肝臓に効くのだ。つまり、何か飲んだり食べたり摂取する必要など全くなく、ただ、酒を飲むのをやめるだけで、確実に肝臓に効く。
このことを知られるとマズいので、酒のメーカーも、肝臓に効く(?)健康食品のメーカーも、断酒に関してはダンマリを決め込んでいる。
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