本屋へたまに行くと、幸せに関する本の多いことに気付く。
人間は幸せになりたいのだ。自ら好んで不幸になりたい人など、いやしない。
道行く人でもいいし、ネットでアンケートを取ってもいいのだが、こんな質問を投げ掛けてみたら、どんな回答が集まるだろうか?
「酒を毎日大量に飲んで、幸せになった人はいますか?」
毎日酒を飲む行為は同じであっても、それがコップに1杯程度のビールの人と、いつ飲み終わるのか分からないくらい長時間大量に飲む人とを一緒に論じることは出来ない。
私が問題にしているのは、毎日大量に飲酒する人である。
その飲酒行為によって、一体何が手に入るのだろうか?
何を得たいがために、そんなに酒を毎日大量に飲むのだろうか?
私自身の飲酒時代を振り返って、その答えを探してみた。
答は全く単純にして明快。ただ、習慣的に、ただ、依存症によって、ただ、酔いたいから、つまりは、病気だったわけである。
毎晩酒を大量に飲む人は、アルコールを身体に入れて、本人だけがラリっていい気分になり、別世界へとワープしている。これは幸せなことだろうか。
周囲にいる家族が、このような飲んだくれの取り扱いに苦慮し、不幸になっていることに、酒害者本人は気付かない。
この「アルコールによる偽の幸せ」を得るために必要なのは、酒を買い求め飲むことである。それを日々繰り返さねば「酔い」と言う代償を得られないのだ。
私はこうしてブログを書く時に、否が応でも飲んだくれ時代の過去を思い出すわけだが、何と自分勝手なのみすけであったことかと、いつも溜息が出てしまう。
飲酒によって手に入るものは、不幸でしかない。
酒飲みが手っ取り早く幸せの欠片でもいいから手に入れたいなら、先ずは酒を断てば良い。
断酒の効果はてき面であり、やめた直後から、自分だけでなく、自分を取り巻く人々が良い方向へと変わることが分かる。
断酒直後の苦しさと引き換えに・・・
家族の笑顔が手に入る。
素面の自分の時間が手に入る。
酒に使っていたお金が手に入る。
健康が手に入る。
正常血圧が手に入る。
他にどんなものが手に入るかは、あなたが飲酒によって失っていたもの次第である。
私が6年2か月ほど酒を断ってみて、総括するならば、一番は、酒なし生活が手に入ったことが大きい。
酒を無視する生活と言うものは、これが普通になると、実に快適である。
買わなくて良い、飲まなくて良い、付き合わなくて良い。
酒関連のCMもポスターも、滑稽すぎて笑ってしまう。
飲酒で手にした不幸は、断酒で手放し、幸福を手に入れよう!
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