今朝方、ポールウォーキング時に、スマホを拾った。
カラフルにデコってあり、更に小さなぬいぐるみのキーホルダーが付いているので、たぶん、若い女性のもの。
電源は入れっぱなしで、パスワードも掛けてない。
(ありゃりゃぁ~。これは、気の毒だ。失くした本人は、さぞかし落ち込んでるだろうな~)
過去に酔っ払って色んな大事なものを紛失している私は、このスマホの持ち主の気持ちがとても良く分かる。
そのスマホをポケットにそっと入れて、そこから15分ほど歩くのだが、交番まで持って行った。
そのスマホがどうなったかって?最後に書くね・・・
私が酒を断った6年半ほど前、ちょうど我が家は携帯からスマホへの過渡期だった。まだまだ二つ折りのガラケーが幅を利かせていたと記憶している。
それが今や、スマホが全盛である。
(厳密には、アップルのiOS搭載のものを、アイフォン、それ以外のメーカーの、アンドロイドOS搭載のものをスマホと呼ぶらしいが。)
そのスマホにはあらゆる情報が記憶されており、悪い輩の手に渡ってしまえば、どんな風に使われるか分かったものではない。
それを考えると、飲んだくれ時代のことを思い出し、青くなるのだ。泥酔してスマホを紛失してしまうと、その損失は、スマホ本体そのものではなくて、中に記憶されている情報のほうが大きいのだ。
私が関わっていた業界で、良く見聞した事故が、酔っ払って仕事に使っていたノートPCを紛失してしまうと言うものだった。
それはそれは、エライ騒ぎになり、どんな情報が入っていたのか根掘り葉掘り調べられ、客先に説明に行ったり、謝ったり、始末書を書いたり、紛失した本人は青くなったまま、数週間過ごしていた。
幸いにして私はその手の事故を起こしたことはなかったが。
その点、素面ならば、先ず、ノートPCもスマホも紛失することは無いだろう。
今日書きたいのは、酒を飲めば、失うことの多いこと、失うことばかりであること。酒を断てば、得るものが多いこと、得るものばかりであること。
酒を飲むことによって失うもの、酒を断つことによって得るもの、それぞれ沢山の例があるのだが、一々ここでは取り上げない。
過去に酒で失うものを書いているので、どうぞ。そして断酒で得るものは、概ね酒で失ってしまうものである。飲酒と断酒は全くの表と裏。真逆の世界なのだ。
『定めなり 飲めば失い 断てば得る 酒の本性 実にこれのみ』
さて、冒頭の話の続き。私が習得したスマホがどうなったか。
何か価値あるものを拾得し、交番に届けると、色んなことを用紙に書かなければならない。実に面倒臭いが、仕方ない。
お巡りさんに提示された書類への記入がほぼ終わったころ、交番に若い女性が訪れた。もう一人のお巡りさんが、対応している。
「あのぉ~、スマホを落としました。こちらに届いていませんか?」
特徴を問われ、機種はこれこれで、こんな装飾をしてあって・・・との女性の説明を聞いていたら、私が届けたものと一致する。
あとは省略するけれども、めでたくそのスマホは、持ち主に戻ったのである。
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