昨日の記事からの続き。
通常、スリップと言えば、雨の日に濡れた、或いは冬の日に凍結した路面などで、車のタイヤが滑ることだ。
全く同じ言葉だが、アル中界におけるスリップとは、断酒していた人がまた飲んでしまうこと。(私ら断酒erにとっては、常識中の常識かな!?)
スリップとはつまり、滑ってしまうことだ。
ここでは、酒に滑ることを考えて見よう。
酒に滑ってすってんころりんした人は、古今東西枚挙に暇なし。
そのことをヤバイと認識して、断酒した人はほんの一握りのはず。
多くの飲んだくれは、そのまま過剰な飲酒を継続するのである(←過去の私!)。
この次こそ失敗しないように飲もう!と、出来もしない目標を立てる(←過去の私!)。
そして、この次もその次も、そのまた次も、酒に撃沈され、沈没するのだ(←過去の私!)。
真面な人は、ノーマルタイヤの車で雪道を走らない。そのことの危険性を理解しているからである。
雪道は、昔はスパイクタイヤ、今はスタッドレスタイヤを履く。ノーマルタイヤの場合でも、チェーンを巻く。
酒を車に例えるなら、飲んだくれは、ツルツルのノーマルタイヤで、凍結した路面を猛スピードで走る感じ。想像するだに恐ろしいことではないか。
節度ある飲み方の出来る人は、しっかりしたスタッドレスタイヤで、慎重に、速度にも気をつけて走る感じ。乗車している人も、安心していられる。
その前に、断酒erは、雪道(つまり酒の匂う所)に出ない。これが基本中の基本かな。酒から離れ、自ら危険な酒の出現するところへ行かない。
とは言え、そうも行かないのが世の中だ。
昨日の写真に触発された別の仲間が送ってくれた1枚。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) August 22, 2019
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元飲んだくれの性質上
酒に滑りやすくなっております
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どうしても酒と接触する危険性がある場合、雪道に完全防備で出る車や歩行者のように、予め滑ることを予想し、滑らないように工夫することが肝要だと思う。
酒に滑ることを前提に、滑らないような工夫をする。
私も、毎日断酒のブログを書いて、酒に滑らないように注意しているわけだ。
酒に滑った場合の危険性は、ここに挙げるまでもないが、自分の命、他人の命をも脅かすほどである。
私は過去に何度も酒に滑っているが、今のところ身体や人間関係、家族との関係に不具合はなく、普通に暮らすことが出来ている。
このことは、ただただ、本当に運が良かっただけだと、今更ながらに思い、青くなっている。
もしもあの時xxだったらとか、もしも今酒が原因のxxの病になっていたらとか・・・
身体に関しては、まだまだ安心できず、これから何か異変が生ずることも考えられる。一番怖いのは、脳である。
私は、自分を自分として自覚出来なくなる恐怖を常に感じている。過去にアルコールで脳をかなり傷めつけているので、いつそのことの影響が出てもおかしくない。
毎晩、ある一定の量の文章をこうして書くことを己に課しているのは、脳の正常性を確認する意味もある。
実は、かみさんが私に、ブログを書くことをやめてはいけない、と言うのは、私がボケることを恐怖しているからでもあるようだ(笑)
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