今日は、マンションの防災の会議に出て来た。
今年は、住んでいるマンションの管理組合の役員をやっている関係上、かなり頻繁に打ち合わせやら何やらの集まりがある。
これまで、防災訓練とか、いざと言う時の避難所は何処かとか、非常用の食料や水の備蓄とか、あまり考えて来なかった。
それが、マンション全体の防災などを考える立場になってみると、如何に自分の防災意識がいい加減で出鱈目であったかを、思い知った。
今日のマンションの防災会議は、いざ、直下型の大きな地震が起きた時、居住者がどのように力を合わせて、行動するのかについて、打ち合わせた。
それには、予め取り決められた手順やルールがあり、また、居住者は、それぞれ役割を持ったグループに振り分けられている。
綿密に、周到に、様々な事態を想定し、災害時に役立つもの、無くてはならないものを準備しておき、それらを扱う人も、防災訓練時に、収納場所や使用方法を学ぶ。
担当の人の説明を聞き、ノートにメモをし、資料に目を通しながら、私がふと思ったのは、次のようなことだった。
地震を始め、その他の天災が起きた時、自分の住んでいる所は大丈夫か、どのような被害が想定されるか、他の地域で起きたことを教訓に、予想が付く。なので、予め必要なものを準備し、その時にどう行動するか、訓練もする。
さて、いざ本番、つまり、実際に何かの天変地異が起きたとする。
その時が、昼間か夜か。夜と言っても、まだ多くの人が起きている時間なのか、寝静まった夜更けなのか。それは全く分からない。
ただひとつ、はっきりと言えるのは、その時のその人の状態だ。
素面か、酔っ払いか。この差は、生きるか、死ぬかの、違いに匹敵する。
大地震が起きた場合の、行動をどうするのか、家族との連絡やら、避難場所やら、食料やら・・・如何に用意周到に準備しておいても、いざその時に、酔っ払って足腰の立たないような状態だったとしたら・・・
酔っ払いは、いざと言う時何の役にも立たないどころか、足手まといでしかない。つまり、お荷物に過ぎない。
今日は、夜に会議があったのだが、飲んだくれ時代の私なら、そのような防災の会議などより、酒を飲むことを優先していただろうし、仮に出たとしても酒臭い息を吐きだしながら聞いていたことだろう。
天災は、時も場所も選ばない。
今、起こるかもしれない。
私たちに出来る、一番簡単で確実な防災は、酒を飲まないことだ。いつも素面でいれば、大きな災害だけでなく、小さな災いも未然に防ぐか、最小限の被害で済むだろう。
天災と酔っ払いについて、これほど深く考えたことは無かった。
『断酒して 素面でいれば 間違いなし!』
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