ケモブレインをご存知か。
私は知らなかった。
このブログでは何度か書いて来ているが、私はかつて30代前半の頃、顎に癌を患い、手術したことがある。悪性腫瘍を取り除いたわけだが、医師の説明によると、病巣が深すぎて綺麗には取り除けなかったと。
それ以降、いつ再発するのかとドキドキしながら生活して来た。同時に、癌に関しては他人事ではないので、書籍やサイトやブログで学び続けている。
これまで癌に関する本を沢山読んで来た中で、元放射線科医の近藤誠先生のお考えに賛同し、これまで何冊も先生の著書を読んでいる。
最近読んだ『このクスリがボケを生む!「ケモブレイン」にならない13の知恵/近藤誠著・学陽書房』で、ケモブレインのことを知った。
言葉としての「ケモブレイン」は、医療関係者の間では既に使われていて、しかも和製英語ではなくて、欧米の医療界で使われているとのこと。
ケモ(化学)ブレイン(脳)なので、直訳すれば、化学脳だが、何だかわからないので、訳さず、ケモブレインで話を進める。
ケモブレインとは、どんな状態なのか。一般的には、抗がん剤によって、ボケること。癌の治療の為に、抗がん剤を使うわけだが、それに伴って認知症のような症状を呈する人が増えて来たそうだ。
近藤先生によれば、ケモブレインは、抗がん剤だけでなく、一般的に用いられている多くの薬で生じるとのことだ。
降圧剤、胃薬、カゼ薬、アレルギー薬、血糖降下剤、コレステロール低下薬、ボケ・不眠・不安の薬、ホルモン剤、鎮痛剤、ワクチン・・・などなどがあるそうだ。
この本を読んで、薬と言えば、飲んだくれ時代の胃薬くらいしか飲んだことのない私は、安堵した。
私は生来の医者嫌いで、薬も大嫌いなので、余程の事が無い限り、薬は飲まない。
友人の関西弁のCさんは、医者大好き、薬も大好きな人なので、ケモブレインになる可能性が高いなぁ、などと、ふと思った。
ケモブレインは、服薬中に認知症の症状が現れるわけだが、薬を断つと、そのボケ症状がが軽減し、良くなることが多いのだそうだ。
何故各種の薬によってケモブレインを発症するのかの詳細は分かっていないそうだ。
私は、このケモブレインについて学ぶうちに、アル中も一種のケモブレインではないかと考えた。
酒は化学物質アルコールが主成分で、これを毎日飲むと言うことは、アルコールを毎日服薬しているのと同じだからだ。
そして、飲み続けると、一種の認知症のようになるではないか。正にケモブレインだ。断酒すると、その症状はほぼ消えて、回復する。
飲んだくれの、そこのあなた!
あなたの脳は、ケモブレインかも!
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