今、薬物が世を賑わしている。
芸能人が所持していたり使ったりして、逮捕されている。初犯の人もいれば、何度目かの再犯の人もいる。
薬物にも色々あって、あれやこれやズラズラと横並びにすれば、自分が使ったことがあるかどうか別にして、ほうほうアレか、と聞いたことのあるものもあれば、ハテ?と首を傾げる新種のものある。
何れにしろ、違法薬物に関しては、社会が監視の目を光らせている。
それらの捜査を専門にしている機関に、所持や使用が見付かれば、身柄を拘束され、先ずは薬物を使えない所へ連行される。つまりは、強制的に止めさせられるわけだ。
使用していた人は、拘置所や留置場、更には刑務所などに隔離されるので、薬物とは物理的に離れる。
酒(アルコール)は違う。
法的には、全くの埒外。
所持も使用も全くの自由。
但し、ラリって(酔って)車を運転すると捕まる。或いは、ラリって犯罪に手を染めれば、もちろん捕まる。
酒を飲んだことではなくて、酔っ払ってやらかしたことが罪となる。
薬物は、所持や使用そのものが罪である。ここが酒との違いだ。
今日この話題を取り上げたのは、親しい断酒仲間の方(女性二人)との、SNSでのやり取りの中で、気になった発言があったので。
・薬物で捕まった芸能人のこと。
・数年断酒が継続していたのに突然スリップした仲間のこと。
・薬物で刑務所にいた人が自助の会で一緒だったが、次は捕まらないようにやりたいと思ってしまうと話していたこと。
等々、女性の視点でどう捉え、何を思うかを聞かせてもらうのは、私にとってとても勉強になる。
断酒仲間の彼女等とのやりとりの中で、アルコールも薬物の内のひとつであって、覚せい剤や麻薬と何ら変わらないと言うことで、意見は一致した。
ある意味、違法な薬物は、国が使用者を見付けて、隔離してくれる。
けれども、合法の薬物アルコールは、その使用者を国は歓迎しているフシがある。
酒(アルコール)は、国が許している、合法的な麻薬である。このことをしっかりと理解し、自分で自分を酒(アルコール)から隔離しないといけない。
アルコールは、社会がその使用を許している麻薬なのである。その魔力に憑りつかれると、毎日飲まずにいられなくなり、身体も精神もボロボロになって行く。
芸能人の薬物使用が報道されたならば、他人事だと思わないで、自分もアルコールと言う薬物を常習していたのだと、過去を思い起こすことだ。
たまたまアルコールは合法であっただけで、薬物としての効力は、違法なものと同列なのである。
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